雨模様のフランス南西部。

車で近郊（といっても数十キロ先だけれど）の大型モールに買出し行こうかなと思っていたが、相方週明けプレゼンの資料作りで多忙とのことだったので雨の中マルシェに買出し。
（私のマニュアル車運転独り立ちの道のりは遠い、、）

本来、一週間で一番賑わう土曜日なのだけれど人はまばら、結構な数のお店に”ヴァカンスでお休み”の張り紙が貼ってある。

大体買物するお店は決めているのだけれど、如何せん牛肉難民な我が家。

あれからは、部位によって買うお店を変えている。

我が家はEntrecôteよりBavette派。

Bavetteは置いてない肉屋もあるので今回は初めてのお店で購入してみる。

更にひき肉を成型してハーブを入れたり、チーズでコーティングしたりしてるハンバーグ（お店によって名称が違う、今回のお店では”Milanaise”となっていた）とRumsteakを別のお店で購入してみた。

後者のお店は筋や脂肪の部分を処理してくれて成型して包む、とても丁寧な対応だった。

明日のランチで食べる予定、楽しみ。

そして今回、何と言っても楽しみにしているのがマグロである。

いつも利用している魚屋は、この街で一番大きなマルシェ内にある魚屋である。

大きな魚屋だけあって、恐らくこの街で一番種類は豊富なのではないだろうか。

がしかし、刺身で食べれる鮮度かというと、地中海近しといえどされど内陸の街、まちまちなのが現状。

前回購入したこのまぐろはこの魚屋で購入したもの、その後手巻きでいただいた。

子供達大喜びで美味であったが、刺身用に処理されたものではないので皮に近い部分は日本のトロの部分に比べると固かった。

マドリードとかだと大きな魚屋に刺身用にきれいに処理されたものが売っていたりするのだけれどこの街では見かけても生で食べられそうにない鮮度のものがほとんどである。

がしかし、今回マルシェに買出しに行ったら、今まで見向きもしなかった奥にあるお店がなにやらリニューアルしたのか小奇麗な内装に変わり、更に鮮度が保たれる様に商品一体にミストをふりかけ、きれいに陳列された魚の中に刺身用に処理された赤身のマグロを発見。

買うっきゃない。

品揃えは決して多くはないけれど、いい鮮度のものだけを販売しているといったような店だった。

値段はいつもの魚屋より気持ち高いかなといったところ。

（いつもの魚屋だと鯖が8€/1kgだが、このお店だと12€/1kg）

赤身(Thon rouge)は値段としては49.9€/1kg、いつものお店で購入した前回の未処理輪切マグロが38€/1kgだからこちらも少々高め設定。

赤身と鯖をこちらで購入してみた。

フランス生活もそろそろ2年。

最初に滞在していたアパルトマンがマルシェの目と鼻の先だったということもあってマルシェの良さはフランスに来て早々に認識していたが、ようやく肉や魚は勿論のこと野菜もマルシェのお店によって得意不得意があるのだと理解。

牛肉は今のところまだ難民状態が続いているけれど今日のRumsteakを買ったお店はお肉の処理も丁寧で対応もとても親切だったので期待したいところ。

魚ももっと新規開拓してみよう、実は私が開拓していないだけでお刺身で食べれるような鮮度を扱うお店が他にもあるのかもしれない。

常連になって仲良くなると頼めば取り寄せてくれると知合い談。

”常連のアジア人”止まりな私の今後のミッションに”頼める位仲良くなる”を追加しよう。

本日の追記。

いつもいくチーズ屋の会計で小銭を出そうと財布から探していたら最初に出しておいた札で勝手に会計されて”Au revoir”とあしらわれた。

行列が出来ている時には普段フレンドリーなオヤジも時に荒い対応となるのだと学習。

今度から現金で払う時はまず小銭を出すべし。

本日の戦利品抜粋＠魚の部。

（ワカサギはいつものお店で購入）

本日の戦利品と覚書。