18日(日)
岐阜駅からJR東海道線で米原~京都~
そして奈良線に乗り換え宇治駅へ
さすがにお茶の産地処 郵便ポストは茶壷です。
渋い緑色が良い感じでした。
宇治駅より商店街を抜け表参道を行くこと 12分ほど
切妻造りの本瓦葺の平等院の表門(北門)へ
源 融の別荘を譲り受けた 藤原道長が宇治殿を建造
1052年(永承7年)は
天災・飢饉・疫病とこの世の終わりかと思われた年
翌年 宇治殿の址に藤原頼道(道長の子)が浄土の世界を表す
阿弥陀堂(鳳凰堂)を開創しました。
因みに 源 融は 嵯峨天皇の皇子 光源氏にモデルとも。
人数制限をしながら 池に架かる北側の橋を渡り
内部拝観が行われています。
極楽浄土の宝池を表した 阿字池に姿を映しているのは
中堂・両翼廊・尾廊の4棟からなる 鳳凰堂
真正面(東側)から見た時
開かれた扉の後方 格子窓を通して 本尊・阿弥陀如来さまのお顔を
拝顔することが出来ます。
此処から撮る方達がずらりと絶えることがありません。
時折小雪がちらつきと変化する空模様
レプリカですが 左右の鳳凰を撮ってきました。
ミュージアム鳳翔館には 本物が展示されていて間近く見ると
首の曲がり具合と翅の開き方が微妙に違うと感じたのですが ??
1990年からの発掘調査で 平安時代の州浜が見つかり
創建当初の姿に復元されています。
ぐるりと回遊 裏側(西側)からの鳳凰
あらゆる場所に魔除けの鬼瓦 50以上あるそうです。
本物の 鳳凰・梵鐘・平等院に伝わる様々な宝物を展示する
鳳翔館
特に何時迄でも眺めていたいと思う 52躯の雲中供養菩薩像
雲に乗り 様々な楽器を奏で舞う姿には 気持ちほっこりです。
内部は 撮影禁止です。
鳳翔館の庭からも中堂の屋根の鳳凰が見られました。
獅子・唐草・天女・宝相華・龍が描かれ隅々まで文様がある
高さ 2mの梵鐘
【音の三井寺・銘の神護寺・姿形の平等院】と三名鐘の一つです。
先回 10年前に訪れた時は 鳳凰堂は【平成の大改修中】で
残念ながら覆いがかけられていました。
修復には2年ほど費やし創建時の華やかな雰囲気を取り戻し
「平安時代に最も近い姿で甦った」と。
修復が終わった頃に訪れたいと思いながら 年月は経ちと
そうだ 宇治へ行こう … と思い立ち出掛け鳳凰堂を
飽くことなく眺めてきました。
周辺を 巡ります。