各務原市三井山町に在る 三井(みい)山

標高・108.8mの超低山 独立峰です。

しかし… 歴史のあるお山です。

 

 

麓に在る 御井神社別宮・龍神神社は1929年(昭和4年) 

新境川の開削工事の際 工事関係者の一人にお告げがあり

祠を祀ったのが始まりとされています。

昭和の初期までは今の5倍の広さであったと言う 三井池

 

 

    案内図にナニコレ珍百景 TV放映って??

                     ↓

 

・・・と気になりましたが とりあえず上ります。

東西に細長い丘上の山 三井山ふれあいの森 自然公園となっています。

 

 

初めて訪れる地 下調べをしてきたものの少し不安

左右に見られる階段 

迷っていたら右から行くと言う地元の方に出会い じぁ私も・・・

 

 

先に進むと 石垣 何時の頃のでしょう ?

そして上方に目をやると 無数の石仏がありました。

 

 

生まれた年の守護神・守り本尊の石仏

千手観音菩薩(子) 虚空蔵菩薩(丑・寅) 文殊菩薩(卯)

普賢菩薩(辰・巳) 勢至菩薩(午) 大日如来(未・申)

不動明王(酉) 阿弥陀如来(戌・亥)

見つけたら 1個だけお願いをして・・・

魂を込めて念ずれば叶うそうです。
先ずは この地に来れたことに感謝です。

 

・・・と 寄り道をしていくので先ほどの方の姿は進んでいます。

 

 

 

・・・と また興味深いものがあります。

 

 

かっての三井山には 

数十基の古墳があったと言われているそうです。

 

 

 

土留めの階段じゃない右側を行きたいのですが 今回はスニカー

滑りそうなので階段で行きます。

 

 

三井の山稜に三井郷の領主・三井弥一郎が在地支配の根拠にと

築いたのが始まりとされている三井城

第三曲輪跡 →に惹かれ木々の中を進みましたが ??

 

 

 

山道に戻り 少し歩を進めると 第二曲輪跡・第一曲輪跡と

指標がありますが いまいち分かりませんでした。

 

 

説明版に構築図がありました。

 

 

築城に際し山頂に在った神社は下へと遷座

三井町の御井神社・上中屋町の天神神社だそうです。

 

1548年(天文17年) 

美濃国内で守護大名・土岐氏と守護代・斎藤氏の内乱が起きた時

尾張の国の織田信秀(信長の父)が攻め込み三井山は落城。

 

鳥居のすぐ横に飛んできた キアゲハ

 

山頂 本丸跡には後に 御井神社奥之宮が鎮座

先ほどの方 そして近在の方と色々説明をして下さいます。

社の裏 右側に広がる光景は 航空自衛隊岐阜基地の滑走路の一部

此処は 撮影スポット 航空祭・ブルーインパルスの飛行時には

賑わう所だそうです。

 

 

南面に木曽川 山稜の地形と 江戸時代の書物に 

この山 高からず しかれども要害頑固なりと記されているそうです。

 

 

名古屋方面そして岐阜方面と濃尾平野の眺望は抜群

 

 

                                    展望台にあった遠望山々の図

山頂から少し下った所に在る 展望台からの眺望を楽しみ

磐座の祭祀遺跡もあるという地 大岩の横を抜け北回りルートで

下ります。

 

 

 

 

開けた地に芝生広場へ

下りて振り返り見る階段

 

 

左側に 138タワー   右側端っこには 岐阜駅前の岐阜シティタワー43

 

 

ナニコレ珍百景の長い階段は 2011年に放映されたようです。

多分 この辺りの何処か・・・
検索して見ると延々と連なった階段の画像がUPされていました。

 


                        

 

 

不動明王像の立つ左側へ下りてきました。

横を流れる新境川

堤防には桜木 桜の名所でもある地です。

 

 

折角だから近場を散策

ダイサギ・モンシロチョウの姿の見られた

気持ちの良いほどほどの暖かさの昨日でした。

 

 

先日 各務原市民公園で出会った方にお聞きし

興味を覚え行ってきました。

僅か 100mのお山

されど 思っていた以上に面白い地でした。

 

航空自衛隊岐阜基地を眺めながらの地元の方との会話も

また得ることがありでした。