筑前琵琶演奏会
岐阜市長良福士山
少し高台の閑静な住宅の一角にある三甲美術館
茶室「甲子庵」にて・・・
演奏家は上原 まり(柴田 旭艶)さんです。
茶室「甲子庵」
平家物語の有名な出だし 「祇園精舎の鐘の声」で
始まり、沙羅双樹の花の色と・・・
沙羅双樹とは「夏つばき」の別名で6月下旬から
7月上旬にかけて清楚な白い花を咲かせます。
朝に咲き、夜に散り行く花が儚く「平家物語」の冒頭に
でてきます。
そして、彼の有名な「壇ノ浦の戦い」へと
力強くまた哀愁を帯びた琵琶の演奏と語り口に
源平合戦の情景が目に浮かぶよう・・・
沙羅双樹(夏つばき)
花言葉 愛らしさ ・ 爽快
昨夜の雨で、木々が余計みずみずしく青さが
一段と綺麗です。
沙羅双樹が沢山植えられています。
上原 まりさん
ご存知の元宝塚歌劇団トップスターだった方です。
スマイルで撮らせて下さいました。
三甲美術館2F 常設展示されています。
和紙彫塑・・・彫塑家「内海 清美」氏の作品です。
ここには「革命家 信長」の17体が展示されています。
その中の一つ、信長・家康・秀吉の和紙ひとがたです。
対面して作者の表現した内面、外面の何かを感じとって
欲しいとのことでじっくり座って見るように座布団が
置かれています。
甲子庵 「茶室」を舞台に、観客者は対面の開放された
室内からと・・・
まるで自然の中での鑑賞のようです。
琵琶の音色と語り口調が、幽玄の世界への誘いのようで
ことさら趣が感じられました。