「時をかける少女」 (1983年)
むかーしはガキが見る映画範疇ってのは現状みたいに幅が広くなく、溢れ返っても居なかったんで、不幸にも大林宣彦の作品なんかで数回だが、時間を消費してたりもしてたわけな。
で、厨房の俺からすれば16歳の原田知世も年増なわけで(W
なんで出渕裕だの、ゆうきまさみだの、とりみきが騒いでたのか理解不能だった。
まー、結局、アイドルタイアップ映画を撮らせるとソコソコ成果を出してた監督って事だったんだろうな-と。
なんか、今回放映したのは監督承認の再編終盤だそうだが、
「綺麗な星空ー」で始まるんだが、(こんな台詞も記憶してた俺)
次のシーンでは降り注ぐ雪・・・
いきなりでこんななわけだから、
非常識な人間がどんな映像撮ろうと、やっぱ俺を納得させる出来になるわけは無いんだなと再確認。
桃栗3年、柿八年。
ゆずは9年でなりさがる。
梨のバカめが18年。
ここで別の歌にしてしまってるが、
ホントは「りんごのこんちくしょうが25年」というのまである。
事件現場をみんなで見に行って
「なんだ。綺麗になってるじゃないか」って・・・
じゃあ、何で彼女の顔は炭の粉末だらけになっているんですか?
そして、床に全くその炭粒ひとつの痕跡もない!
逆にメチャクチャ不自然だろ!!
醤油屋さんは白いTシャツ着て作業するもんなんでしょうかね?
染みの落ちにくいものの代表のひとつが醤油だと思うんですけど。
火事場に向かう娘をそのまま一人で行かせる父母。
「醤油屋が火事にならなくてほんとに良かったよ」って、
じゃあ、街の中で火事になっても構わない家屋ってあるのかよ!
24年も前だから、今見てみるとSFというにもあまりにも苦しい設定のお話なんだけど、
時代背景はあれど一般常識ってのは不自然さと関係ないからな。
動機だのがあまりにも無理が大きいし、突込みどころ満載な設定なんだけど、(そして例え当時としても)
まぁ、科学屋だのは、フィクションに突っ込み入れたりもしなかったんだろうなー。
CGMだの無いし。
だから逆に今、モノを創って表現してる人ってのは様々なレスポンスに晒されるんだから、昔の作家より図太くないと成立しないのかもねー・・・
映像についてはコマ落としのエフェクトは当時のレベル相応でも、まぁ別にたいした事はないのだが、
ともあれ、当時の合成技術職人の努力には敬服。
EDのテロップのスライドだのも面倒なことを、役者に被らないように割と上手くこなしている。
今日日の映像でも、そういうこと全く気にしないで撮影だの作画だのしてるのはあふれてるしね。
そして、PSDのアルファチャンネルもAEも無い時代なんだよな。
今日日のデジタルでの、合成やモーションならば、教えればそれこそ小学生高学年でも器用な子ならマスク抜きだのもできるだろうし。
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で、厨房時代の俺は年上の役者の演技に対して
「何でこれだけ棒読みだの、変なイントネーションの台詞に監督はOK出してんだ?!」とか思ったけど、
年を食った俺からすると、
「まぁ当時の学芸会にしちゃまぁまぁがんばってんナ」とは思える。
ただし、今日日の子役は遥かに芝居は上手いし、演技というものも流石に四半世紀も立てば洗練はされてるのなとも確認。
なんだけど、終わらせ方の上手さはそれなりに当時は新しい事をしていたのを認めた。
CASTをシーンごとに活用して、MV風に(MTVなんてのはこのもう少しあとの時代の頃だし)原田知世の歌にのせて編集したりしてるのは、割と良く見えた。
主人公小娘の歌にあわせて他の役者が嫌々リズムにあわせて片を揺らしてるのが良く伝わる画ではあるが(W
俺は結構この曲や「夢の途中」「守ってあげたい」とかは好きなのだ。
よくカラオケで歌って、同世代は共感してくれるよ(W
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あと、NGカット入れたりもあるし。
とんねるずだのが、TV撮影の裏側暴露だのをギャグとしてやるまでは(というかそもそもはウチワウケという視聴者ではない局内部の人間に対するコビ売りでしかなかったのだが)
引いた目で役者をその作品内で使うというのも日本では珍しかったのでは。
プロジェクトAが同年作品なので、こういうのを認める流れが世相としてあったんだろうなー。
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アメリカンブルーパーズや珍プレイブームなどがあり、
本来は許されなかったプロのNG自体をネタとして扱う下地などがそれ以前の時期的にあったとかってのが理由だろうかと考えたりもする。< br />
ともあれ、強引なカラクリ説明&ゴロチャンの立場は!ってのは何回見ても思うわけだが、
アニメは今風にしている&リメイクではないので、オチはどうするのかは興味ある。
でも、この映画、多分、予備知識無しで初めて見る人は
「どういう映画?ホラー?オカルト?」とか立ち上がりの映像だけみてたら思うかも知れないなーと。
若い世代の人のこれ見た感想とか探してみようかなー。



