京都シネマ
一体京都シネマどこなの?
京都駅の交番で尋ねるが
駅ビルの映画館で聞いてくれと言われる。
さすが映画館スタッフはいっぱつで教えてくれた
有難う。
探してさがしてようやくたどりついた。
単館映画館っぽいけど、
作り主の情熱がかんじられる映画館です。
3つスクリーンがありそれぞれのドアに
京都らしい模様が書いてある。
葡萄畑の約束
原題 The Vintner's Luck
ワインがすごく飲みたくなる作品だ。
ストーリー
19世紀フランス
至高の赤ワイン作りをめざすソブランの生涯を描く
原題のThe Vintnerはこのソブランをさす
舞台はフランスのブルゴーニュ地方。
一面の葡萄畑が広がる。
野心家ソブランは村娘セレストを見染めるが
すぐには結婚は許されず、やけ酒を飲んでいると、葡萄畑に
天使ザスが舞い降り、彼はソブランに、セレストに手紙を
書くようにアドバイスをする。
彼は天使に、毎年約束の日に同じ場所で会うことを約束する。
おかげでソブランは結婚できた。
また約束の日、今度はワイン作りに大切なのは
土壌だと諭され、天使ザスは自分の苗木をソブランに送る。
1812年、ソブランは資金を得るためナポレオン軍の
ロシア遠征に参加する。悲惨な戦争から
帰ると家族は飢えに苦しんでいた。
天使ザスに励まされ、妻に見守られ
ソブランは至高のワインを作り上げようとする。
地主の代替わりで、オーロラという貴婦人が
主となり、ソブランをサポートし
やがてソブランは妻、オーロラ、天使への
愛に苦しむ。
感想
葡萄を摘み、足でジュースにするシーンがある。
葡萄は血の色で、ここからあのワインの美しさに変わるのが
不思議な感じがした。映像がエロティックで
ワインを飲みながら見たいと強く思った。
登場人物のソブランはジェレミー・レニエ。彼はベルギー生まれで
主演は今回が初めて。本当はフランス語が母国語。
英語は母国語ではないという、驚きだ。
フランス語なまりがない。
天使ザス役のギャスパー・ウリエルは
ギリシャ神話の美男子のようなきれいさ、清冽さで
天使にぴったり。天使の羽がすごく
よくできていてリアルだった。
美術が素晴らしい。
ストーリーに時々つっこみを入れたくなるけれど
あまりに美しい人や情景、色っぽいワインとそれを飲む人を
目にして、もう文句は言わない、というか
納得の美しさでした。だけど
この監督の作品は、前作もそうだったが
タイトルをいじられている。かわいそう。
本当はいいタイトルなのに。
ジェレミー・レニエは年食ったブノワ・マジメルみたいで
男性なのにすごく色っぽい。
というかそれを引き出した監督の演出の力量を感じる。
ダンディーで清潔感もあり
生活感も出せる不思議な俳優さん。
大好きな「クジラの島の少女」を2002年に
ニュージーランドで見て、なんて美しい映像を
つくる監督さんだろうと感動した事から
この映画をとても見たかった。
同時に(クジラの島の少女)に出演したケイシャ・キャッスル・ヒューズの魅力も私には忘れがたかった。
その彼女が成長して、またこの監督さんの
映画に出演。すごく美しくなった。
もう少女ではない。
不思議な魅力に満ちた映画だった。
帰りにワインを飲んで軽い食事をした。



