東北地方の復興のお手伝いとして、
岩手県宮古市の桐たんすの受注予約を
始めましたが、「そめの近江」からの
プレゼント品も含め、
順調にご予約をいただいています。

現地の工房は、津波被害を避けられたのですが、
金具屋さんが被災したようで、
納期に関しては、もう少々お待ちくださいとのこと。

で、今日は宮古の総桐たんすのウンチクを一つ。

$「ご縁の会」事務局長のブログ-やしゃとのこ


↑の写真は、「やしゃとのこ」仕上げという工程。

$「ご縁の会」事務局長のブログ-ヤシャブシ


この「やしゃ」とは、ヤシャブシのことであろうと推測します。
(復旧が落ち着いたら、職人さんに確認しますね。)
ヤシャブシは、草木染めにも使われる木で、
その木の実にはタンニン分が多く含まれます。
この木の実の抽出液に、砥粉を混ぜたものが
「やしゃとのこ」の正体であろう。

この仕上げをすることで、桐の柾目がはっきりと出て、
しかも、湿気調節に効果を発揮するらしい。
(これは、確認済み)

天然素材で仕上げる、伝統の知恵ならではの仕事ですね。