
店員に腹立てた記憶は、
今のところ思い出せません。
…が、
駅員に腹立てたことなら、未だにハッキリ覚えている出来事が有ります。
それは僕が専門学校生の頃の話です。
僕の最寄り駅に在る駐輪場は有料で、
一日分の利用料を支払うことができるのは勿論のこと、
一ヶ月分の利用料を纏めて支払うこともでき、
その場合、料金を支払った証明のステッカーを駅員から渡されるので、
当時、一ヶ月分を纏めて支払っていた僕はそのステッカーを泥よけ部分(※後方から見れば判る位置)に貼っていたんですよ。
そんなある日、専門学校に遅刻しそうだった僕は急いで駐輪場に入り自転車を停め、
定期券を駅員に見せながら改札を通ろうとすると、駅員に呼び止められ、
“何だろう?”と思い、歩みを止めると、
「駐輪場の料金は支払っていますか?」と尋ねられました。
まさかの質問でした。
ですが僕はちゃんと料金を支払っていましたし、それを証明するステッカーも貼っていたので、
「払ってますよ」と事実を述べたんですよ。
すると駅員は、
「本当に?」と疑ってきたのです。
僕は本当に支払っていますし、ステッカーも貼っているというのに、
その駅員はそれを自身の目で確かめようともせず疑ってきたんですよ。
その時の僕は、
髑髏がプリントされた黒いTシャツと迷彩柄のカーゴパンツを着ており、尚且つ茶髪だったので、
おそらく駅員は僕の外見だけで疑ってきたのでしょうから、
駅員からのこの理不尽な疑いには本当に腹立ちました。