※職場の話。




先月19日の一件以来、

オッサンが僕に文句を言ってくることは、ピタリと無くなった。




あの一件の2~3日後に、

我慢の限界が近かった僕が、現場責任者2人に相談したことが良かったのかもしれない。




その現場責任者に相談した日に知ったのだが、

随分前にオッサンも現場責任者に僕のことで苦情を言っていたらしい。




これで僕は確信した、

オッサンは勘違いしている上に思い上がっているな、と。




僕が現場責任者に相談したその時まで、

彼らがオッサンからの苦情を僕に言わなかったということは、

僕に対するオッサンの考えが、彼らにも違和感が有ったのかもしれない。




本当に僕に非が有るならば、

オッサンからの苦情を、現場責任者はその当時に僕に伝えるだろうから。




だが彼らはそれをしなかった。




念の為に僕は現場責任者に、

僕に非が有るか否かを尋ねてみた。




現場責任者からの返答は、

オッサンに賛同する内容ではなかった。




尚且つ現場責任者は、

事実に基づいた僕の反論を「●山さん(※オッサン)にも伝えておきます」と言ってくれた。




僕が直接オッサンに反論しても、

どうせオッサンは聞く耳を持たずまた怒鳴るだけだろうから、

第三者が間に入ってくれたほうが良い気がする。




この時点で、

僕に味方が2人付いたと言っても過言ではない。




その何日かあとにも僕は、

僕に非が有るか否かを、過半数の同僚に尋ねた。




その結果、

オッサンと同意見の者は1人たりとも見つからなかった。




とりあえず、

僕が尋ねた全員はオッサンの味方ではないようだ。




このような行動をしたことが良かったのか、はっきりとは判らないが、

あれほど長い間、毎月執拗に文句を言ってきたオッサンが、

先月の一件以来ピタリと言わなくなったのである。




ようやく、職場での気持ちが少し楽になった気がする。




先月の一件までは、オッサンに対してイライラして鬱陶しく思っていたが、

今となっては、これまで勘違いして“同僚全員の代弁者気取り”で何度も怒りながら文句を言ってきたオッサンのことが、

滑稽に思えてしまう。




勘違いしていたことを謝って欲しい、と以前は思っていたが、

今はとにかくもう二度と話し掛けないで欲しいものだ。