午前6時前、携帯電話がメールを受信し、
受信ボックスを見ると、送信者は姉からで、
愛犬マルコが天国へ旅立ったことを知らせる内容でした。
今年の夏で17歳になる筈でしたが、16歳で天国へ旅立ったので、
人間の年齢に換算すると80歳くらいです。
マルコは昨年あたりから体が弱り、
ここ何ヶ月かは散歩どころかまともに歩くこともできず、
食事を手に乗せて差し出してもなかなか食べようとせず、
常に体を丸めた状態で項垂れてぐったりとしていたので、
“天国へ旅立つ日は近いかもしれない”と、僕も両親も姉夫婦家族も覚悟していました。
覚悟はしていましたが、
いざ別れが来るとなかなか受け入れ難く、心に穴が空いたようです。
元々マルコは飼い主の居ない子犬(メス)として、とある動物病院にやって来て、
自治体に処分されそうになっていたところを、
当時その動物病院に勤めていた姉が引き取り、マルコと名付け我が家で飼い始め、
数年前から姉夫婦家族の元で暮らしていました。
晩年は徐々に体が弱っていったので、
そういう点では、もしかしたら体調のつらさや苦しさが有ったかもしれませんが、
自治体に処分されること無く、我が家と姉夫婦家族の元で16年生きたことは、
マルコ自身にとって幸せだっただろうと、僕たち家族はそう思っています。
永眠したマルコの顔の写真を、先程姉がメールに添付して送信してくれたのですが、
マルコはとても安らかな顔をしていました。
最後に、マルコへ。
僕たち家族の元へ来てくれて、ありがとう。
そして、
僕たち家族の愛を受け取ってくれて、ありがとう。
僕たち家族に愛をくれて、ありがとう。
共に過ごした16年を、僕たち家族は永遠に忘れない。


【我が家にやって来る前に、動物病院で撮影されたマルコ】