棚。今晩、父が突然、「お前、また太ったんじゃないか?」と、ニヤニヤしながら僕に言ってきた。確かに僕は太ったのかもしれない。だが、父は僕より遥かに太っているのだ。膝を痛めるほどに太っているのだ。スッと立ち上がれないほどに太っているのだ。にもかかわらず、「お前、また太ったんじゃないか?」と、ニヤニヤしながら僕に言うとは、どういうつもりなのか。“棚に上げる”とは、このことか(笑)。だから僕は、「人のこと笑えないでしょ」と突っ込んでおいた(笑)。