※前記事の続きです。












男性の家から突然“バシッバシッバシッ”と謎の激しい音が聞こえてきたので、


何事かと思い、男性の家の前の道を通り過ぎながらその家をチラッと見ると、


なんとその家の玄関先にはサンドバッグが吊されており、


音の正体は、男性が両の拳でサンドバッグを殴る音だったのです。






玄関先にサンドバッグを吊している家って、珍しいですよね。






しかもそのサンドバッグを高齢の男性が殴っている訳ですから、


僕にはちょっと異様な光景に見えました。






その異様な光景に僕は“何これ、怖ッ”と思いながら軽く引きましたが、


男性がサンドバッグを殴っていたのは、僕たちが通り過ぎる僅かな間だけだったんですよ。






これはまさか、


「人にものを頼む態度じゃないな」と呟いた僕に対しての威嚇や八つ当たりなのでしょうか。






もしそうなら、それってまるで、


家の前を誰かが通る度に吠えまくる犬みたいじゃないですか。






僕には男性のその行為が力強さをアピールしているように見えたので、


男性の家の前を通り過ぎて行く時、僕は「何だ、ただの“これみよがし”か」と呟きました。






ウォーキングといいサンドバッグといい、男性は体を鍛えることが趣味なのかもしれませんが、


だとしても、しっかりとした体型の割にサンドバッグを殴っていた時間が短すぎました。






もしかしたらたまたま男性の機嫌が悪かったのかもしれませんが、


だとしても、僕たちに対するあの言い方や態度はハッキリ言って気に食わないです。






男性は、僕はもちろんのこと僕の母よりも歳上なのでしょうが、


だからといって、ああいう上から目線の言い方や態度をしても良いという理由になりません。






どうしても左側に居た僕たちの間に割って入って通ってから右側に行きたかったのだとしても、


“上から目線じゃなくて下から言え”ということではなく、


“もうちょっと他に言い方や態度が有るだろう?”ってことなんです。






何を思って男性があのような言い方や態度や行動をしたのか、


僕には理解できませんし、許せません。






変わった人って案外どこにでも居るものですね、


皆さんもお気を付けください。