※前記事の続きです。












男性のその威圧感に、母は思わず「すみません…」と謝りましたが、


僕には、男性の言い方や態度が納得できませんでした。






なぜならその道は、住宅地の道とはいえ車1台は余裕で通れる道幅ですし、


その時は車は1台も来ていませんでしたし、


図の通り、僕たちは左端に寄って歩いていたというのに、


男性はわざわざ強引に僕たちの間に割って入って通り過ぎたんですよ。






しかもその男性は、僕たちの間に割って入って通り過ぎたのちに、


夜村堂 -ヤムラドウ--4.jpg
右側に寄って歩いて行ったんですよ。






結果的に右側に寄って歩くのなら、わざわざ強引に僕たちの間に割って入らずとも、


夜村堂 -ヤムラドウ--5.jpg
僕たちを手前でよけつつ右側に寄れば良いと思うんですよね。






男性の言い方や態度や行動に僕はどうしても納得いかなかったので、


「人にものを頼む態度じゃないな」と呟くと、男性がこちらをチラッと見たので、


“あ、聞こえたんだ”と僕が思っていると、


男性はその道沿いに在る家の敷地内へと入って行きました。






つまり男性は、


僕の家の近所(と言っても100m近く離れてますが)の住人だったのです。






しかも男性のその家は右側に在ったので、


強引に僕たちの間に割って入ってまで左側を歩かなければならない理由は無かった訳です。






なのに、なぜ男性はああいう言い方や態度をしてまで僕たちの間に割って入って行ったのか、


僕には意味がわかりません。






男性が家の敷地内へと入って行くと突然そこから、


“バシッバシッバシッ”と何やら激しい音が聞こえてきました。












 ※次の記事に続きます。