常連さんならご存知(?)の通り、僕は古本屋が好きでして、
ある日、今まで行ったことが無い古本屋へ両親と共に車で行ったんですよ。
そこはただの古本屋ではなく、
古物商と古本屋が一緒になったような店で、
CDやDVDや漫画本やゲームの他に骨董品のような物まで置いてあり、
店の内装なども独特といいますか異様な感じでした。
両親を車に待たせ、僕は1人でその店へ行き、
CDなどを軽く物色したのち、別の棚へ移動すると、
刀が何本も置かれている場所が在りました。
それが模造刀なのか本物なのかは、パッと見ではわかりませんでしたが、
僕は侍の世界とかもちょっと好きなので、
幾つか有る内の1本の刀を、鞘からほんの少しだけ抜いて見ていたら、
「刀を使うのであれば、そのような格好では駄目であろう?」
というような声が僕の横から突然聞こえたので、僕がハッとそちらを向くと、
そこには、若侍のような格好をした男が居て、僕をジッと見ていたのです。
侍のような格好をしてはいましたが、その男の風貌は恰幅の良い屈強な感じというよりも、
身奇麗でスラッとしていて、侍にしては人を斬るようにはとても思えない感じなのです。
おそらくその若侍は、
着物ではなく洋服を着ている僕が刀を触ることが我慢ならなくて先ほどのような言葉を発したのでしょうが、
僕からすれば“何なんだこの人は…?”と薄気味悪い印象で、
“関わったら色んな意味で危ない人なのかも”と思いました。
人見知りをする僕にしては珍しく、
「別にどうでもいいじゃないですか」というような言葉を返すと、
「ならば勝負いたすか?」と若侍が言ってきたので、
“やっぱり関わったら危ない人だ”と思い、僕はそそくさと別の場所へと移動しました。
するとそこに車で待っていたはずの母が僕を呼びに来たのですが、
「もう少しだけ」と僕は言い、店の2階へと行きました。
2階にも何かしら中古品が有ると思いきや、
そこはどうやら食品関係の工場のようでした。
“何なんだこの建物は…?”と思いながらも、
なぜか僕はその工場の中を見回ってから帰りました。
…という夢を今日見たんですよ、
わけがわかりません(笑)。