“この件に関してまだ書くつもりか”
と思うかたもいらっしゃるかと存じますが、
書かせていただきます。
事務所に対しても、
世間に対しても、
入籍が『事後報告』だったことに関して、
“少々強引ではないのか”
“事後報告するだなんて、ファンに対してちょっと失礼ではないか”
という考えのかたもいらっしゃるようですが、
僕からすれば、ああすること(←事後報告)も、
ある意味やむを得なかったのでは、と思いました。
事前に報告しようものなら、
事務所が『待った』をかけることは目に見えるでしょうし、
世間からも、
“大ブレイク中の今は大事な時期だろうに”
“これから更に発展していかねばならないのに結婚だなんて”
“年齢的にもポジション的にも、まだ早いのでは”
“このタイミングで結婚してしまったら、ファンが減ってしまうのでは”
などと、反対意見にも似たようなことを思われるかもしれません…。
事務所からすれば、『所属タレント』はいわば『商品』ですが、
芸能人は『商品』である前に1人の人間です。
彼らだって、
一般人と同じように『心』が有るんです。
彼らだって、
一般人と同じように、『特定の人』を愛することが有るんです。
だからこそ、
様々な素晴らしい作品が創れるんです。
“芸能人なんだから”
という理由だけで彼らの恋愛や結婚に対して、
反対に似た考えを持つということは、
まるで、
“芸能人で居る以上、恋愛感情は持たず、ファンを第一に考えねばならない”
と考えているようなものです。
『ファン』という存在は、そんなに偉い者なのでしょうか?
『芸能人』『一般人』という線引きは関係無く、
『人が人を愛する』ということは、ごく普通で且つ当たり前のことであり、
素晴らしいことだと思います。
だから僕は、
倫理的であれば、
芸能人が『特定の人』を愛することは、
何も問題は無いと思います。
たとえその『特定の人』が、
同じく芸能人であっても。
確かに、入籍したあとに報告したことは少々強引だったかもしれませんが、
『難病をかかえてる彼女を今まで以上に支えるため』には、
仕方が無かったのではないかと思います。
『恋人同士』のままでは、
サポート(←支えること)に限界が生じてくるでしょうし、
事務所から無理やり離されかねませんし、
マスコミや世間から変な詮索をされかねませんから、
入籍して『夫婦』という形になりさえすれば、
それまで以上にサポートしやすい環境が作れる、
…という考えのもとでの『少々強引な入籍』だったのではないかと、僕は思います。
彼は仕事をしながら彼女の闘病のサポートをし、
彼女は闘病しながら彼の生活などのサポートをする、
そして、彼女の病状によっては彼は仕事を少しセーブする、
…これは別に芸能人に限ったことではなく、
一般人の夫婦の間でもごく普通で且つ当たり前のことではないでしょうか。
誰だって、
『この世に2人と居ない大切な人』…、つまり『愛する人』が難病を患えば、
できる限り、その闘病のサポートをしてあげたいと思うものではないでしょうか。
そういった点から、
「病気のことも含めて、彼女を守っていく」
という発言に繋がったのだと思います。
入籍報告で驚いて、
それが事後報告だったことに更に驚きましたが、
世間も、事務所も、芸能界も、マスコミも、その殆んどが祝福ムードになったのは、
彼らに、
『お互いを思いやる』
『愛する人を支える』
という、『人』として大切な部分を持った、
誠実で真面目な考えや態度が在ったからだと、僕は思いました。
僕にとってはそういう点が、
彼らに好感を持てた理由です。
少々強引な入籍をしたことで、
『今後の彼らの仕事面の発展』を危惧しているかたがいらっしゃるようですが、
あの祝福ムードを見る限りでは、
その心配は無いどころか、
むしろ逆にイメージアップしたような印象を受けました。
この結婚によって、今後の彼には、
既婚者役のドラマやCMのオファーが来る可能性だって有りますから、
そうなれば仕事の幅が拡がりますよね。
少々強引なことだったとはいえ、彼らの結婚は、
僕にとって、ここ最近で一番暖かな気持ちになれた芸能ニュースでした。
…まぁ、世の中には人の数だけ考えや価値観が違うわけですから、
僕なんかの記事を読んでも、
“納得いかないものは納得いかない”
“お前(←僕)が言ってることはただのキレイごとだ、理想論だ”
と思う人が居るのも当然ですね。
なので、この記事に対してどう思おうが自由ですが、
反論は要りませんので。