13日の夜中に僕の地元で事件が起きました。
その日、僕の地元・●●●市に在住のとある男性(48歳)が、
市役所前の大通りに架かる横断歩道を渡ろうとした際、
バイクに2人乗りした若者が信号無視して横断歩道を横切ったので、男性はそれを注意しました。
すると、若者はバイクを停めて男性の元へ行き、逆ギレして男性を殴ったそうです。
男性は殴られた勢いで道に倒れてしまいました。
そして若者はそのままバイクに乗り、走り去ったそうです。
目撃者の通報により男性は病院へ搬送されましたが、
道に倒れた時の衝撃による脳挫傷で亡くなってしまいました…。
目撃者の情報によると、若者が乗っていたバイクは背もたれを後付けした改造バイクだったそうで、
このことから、若者は暴走族なのではないかと。
その目撃者の情報が有ってか、若者は警察に逮捕されました。
21歳の青年でした。
その青年が供述した理由というのが、
「注意されてムカついたから殴った」
だそうです。
全くもって、しょうもない理由です。
身勝手極まりないです。
ルールをちゃんと守って注意した『正しい人』が亡くなり、
ルールを守らず逆ギレした『悪い人』がのうのうと生きているなんて、
ホント嫌な事件です。
世知辛いです。
このように、現代の若者の中には、大人からの注意や警告を受け入れないどころか逆ギレする者が居ます。
「うるせぇな」
「お前、何様だよ?」
「俺がお前に迷惑かけたのかよ?」
「俺がどうしようと勝手だろ」
「お前に言われる筋合いは無ぇよ」
「俺に口出しすんじゃねぇよ」
…などといった具合に、聞く耳を持たず大人に反発したがる若者が居ます。
ま、不良という者は大人に反発しまくったゆえに不良に成り下がったわけですが。
大人に反発することが“カッコいい”などと勘違いしている若者も居るかもしれません。
でも、若い内は大人からの意見によく耳を傾けるべきだと思います。
『若い』ということは『未熟』ということですから、
未熟さゆえに先の人生を踏み外さぬように、『人生の先輩』である大人が『人としてのルール』を若者に教えているわけなのです。
つまり『教育』です。
時にはそれが『注意』と表現されることも有ります。
確かに、注意されて気分が良くなる人なんてそう居ませんが、
若い内は大人からの注意を鬱陶しく思う気持ちはわからなくもないですが、
先の人生を踏み外したくないのであれば、大人からの意見をよく聞くべきです。
若い内にこのことに気づくのは難しいかもしれませんけれど…。
今回亡くなってしまった男性がどのような言い方で注意をしたのかは知りませんが、
『若者がルールを破ったこと』に対して注意したことには変わらないので、
男性には落ち度は有りません。
なのに、若者は『信号無視』というルールを犯したうえに、
『暴行致死』という、人としてあるまじき『ルール違反』を更に犯したことで、
先の人生を踏み外してしまったことになります。
それを若者がどんなに悔やんでも、反省しても、『してしまった事実』は消えませんし、男性が生き返るわけでもありません。
21歳とまだ若いので、もしかしたら刑に服す期間が短いかもしれませんが、
彼は『人としてあるまじきことをした』という十字架を一生背負って生きていかねばなりません。
刑に服したあとも、男性に償う気持ちで真面目に生きてほしいと思います。