昨晩、たまたまテレビでオリンピックのニュースを観ていたのですが、
日本・体操男子団体が銀メダルを獲得したことに対して、
とある放送局のキャスターが
「残念ながら、銀メダルでした」
と言っていましたが、
この表現、何だか納得できません。
そんなに残念ですか?
銀メダルを獲得できたこと自体、素晴らしいというのに、
まるで『金メダル以外はメダルじゃない。意味が無い』みたいに聞こえるのは僕だけでしょうか?
実際、『金メダル以外はメダルじゃない。意味が無い』という発想の人は何割か居るようですし。
金メダルを獲得した選手と、銀メダルや銅メダルを獲得した選手とに対する、一部のマスコミや一部の世間の対応・扱いにかなり温度差が有るような気がしてなりません。
確かに、オリンピックに出場する以上はナンバーワンを目指すのは、わかります。
アスリートたちはもちろんそのつもりで全力を出して戦っています。
世界の頂点に立てたら気持ちが良いだろうと思いますし、
頂点に立てなかったらとても悔しいだろうと思います。
何となくわかります。
なのに、2位(銀メダル)で反応があんなに変わるなんて、何だか可哀想な気もします。
メダルを取れること自体スゴいことですし、
そもそもオリンピックに出場しているアスリートたちは、色んなもの(大会)をくぐり抜けて、才能を認められて、選ばれているわけなので、
出場できること自体が素晴らしいのに、
金メダルを獲得できなかっただけであんなに扱いが変わるなんて…。
メダルの色って、そんなに大事ですか?
谷亮子選手のご主人である、巨人軍・谷佳知選手が、
谷亮子選手が銅メダルを獲得したことに対しておっしゃっていた、
「僕には金色に輝いて見えます」
という言葉はまさにそういうことだと思います。
ミスチルが歌う『ギフト』の歌詞も、そういうことだと思います。
僕は、メダルの色が何色だったかとか、
何位だったかとか、ではなく、
全力を出して頑張った(戦った)ことを重視していますし、
結果関係なく、全選手に同じように健闘を讃えたいと思います。
…ちなみに、この記事はあくまで僕個人の考えを述べただけであり、皆さんに押しつけているわけではないので、反論コメントはお控えください。