フッ…














フフフフッ…












フハハハハッ!










ハァ~(←ため息)…、またか…。






少年の暴走。



もう聞きたくない。



だっていつも同じパターンだから。





イジメ被害が理由で不登校や自主退学になって、



引きこもりがちになって、



夢や希望がなく、人生そのものに悲観的になってて、



自分の思うような人生を送れていないことや、そういう環境下にいることは、全て自分ではなく周りが悪いと思い込み、



人間が嫌いになって、



こんな世界にいても意味がないと考え、



だったらこの世界のロクでもない人間たちを、自分が神に代わって天罰を下してやろうと、



英雄気取りになって、



刃物なり鈍器なりを持ち、



ワケのわからないことを叫びながら街中で暴れまわり、



関係のない人々に危害を加えていく。





たいがいその暴れた少年がどういう人物だったかを、よく知る人たちに聞くと『おとなしい』『マジメ』『暗い』『何を考えてるかわからない』『突然キレる』などいずれかは必ず当てはまる。



で、その少年の部屋を調べたりするとたいがい見つかるのは、過激な描写の漫画や映画やゲーム。

それと、アブないサイトへのアクセス履歴。



もうウンザリだ。



最近の少年たちはなぜこんなに打たれ弱いんだ。



時代が、

環境が、

教育が、

大人たちがそうさせてしまったのか。





人生というのは、いいことばかりではない。



幸せなことと同じくらい、ツラいことだってあるんだ。



ツラいことを乗り越え、学び、成長していくことが人生だ。



挫折を味わってソレをバネにしていくことも人生だ。



ツラい坂道を登れば楽な下り坂が見える。



けど、楽な下り坂はあっという間だ。



下り坂を下りればまたツラい登り坂が待っている。



人生とはそんなもんだ。



坂道の途中で邪魔する奴だっている。



人生とはそんなもんだ。



だからそれぞれが思い描くような人生を完璧に送れる人間なんて数少ない。



本人の気持ちや行動次第で、人生の分岐点はいくらでも増える。



要は精神力の強さだ。



“未成年だから”と言って甘えてはならない。
未成年の中にも精神力が強い者はいる。
成人の中にも精神力が弱い者はいる。



年齢の問題じゃない、精神力だ。





…少し話を戻して、



そういう残酷な犯罪を犯す少年の部屋にはたいがい過激な描写の漫画や映画やゲームがあるお陰で、マスコミやコメンテーターや専門家たちは“それら(漫画、映画、ゲーム)が少年犯罪の要因になっている”と言うことが多いが、必ずしもそれらが要因になっているとは言い切れない、と僕は思う。



結局その辺も、生きてきた環境や性格や精神力の問題だと思う。



現に僕は、過激な描写の漫画(例えば『多重人格探偵サイコ』とか)や映画(ホラー)が好きだし、死体の写真やサイトを見たこともあるが、犯罪には走らない。



それは、精神力と常識があるからだ。

“する勇気が無いだけだろう?”と反論するような奴はバカだ。

そいつは僕が言っていることの意味がわかってないからだ。



犯罪に勇気なんて関係ない。

ただの…、バカだ。



とにかく、過激な描写の漫画や映画を純粋に楽しんでいる僕からすれば、同類に見られかねないことが、悲しい。
ツラい。



“過激なモノを好むから過激なことをしでかす”なんて発想、単純すぎる。

そんな発想を、コメンテーターや専門家なんて肩書きを持った者が言うなんて、バカバカしすぎる。
残念な気持ちになる。





長々と語りすぎたのでそろそろ終わりにしますが、反論は求めてないので。

あしからず。