数日前から報道されてたようですが、僕は今朝のニュースで知りました。
ドイツのハンブルク人類学博物館にて開催されてた『秦始皇帝兵馬俑展』でニセモノ騒ぎが出たそうです。
まずは、わからないかたの為に解説を。
秦始皇帝というのは、
紀元前259年~紀元前210年の中国・秦の王ないし皇帝のことです。
もともと秦の王であり、紀元前246年~紀元前210年の間、在位して
はじめて中国を統一。
紀元前221年から
中国史上はじめて皇帝と呼びました。
兵馬俑というのは、
古代中国での、死者の
副葬の品を俑(よう)と言い、兵や馬を型どった物を兵馬俑と呼んでいました。
兵の俑は全てが違う顔をしています。
そしてその兵馬俑は
始皇帝稜に約7000体が
納められていました。
兵馬俑は1987年に
世界文化遺産に登録。
で、問題の
ドイツ・ハンブルク人類学博物館での『秦始皇帝兵馬俑展』に展示されていた8体(総展示数は
知りません)がニセモノであることが発覚。
博物館は急遽、展示会を打ちきり。
そして博物館は、出展をした団体を相手に提訴をするもよう。
出展した団体は
「博物館には本物は出展できないと説明してある」と、コメントしているらしい。
実は面白いのはここからで…。
今まで何度も、ニセモノ騒ぎ・パクり騒ぎを
起こしてきた中国は、
「これは国交問題に
関わる」と激怒しているらしいのですが、
実はその兵馬俑、
入手先が中国らしいのです(笑)。
つまり、自分たちの国
特有の物のニセモノを
自分たちで作って、
それに対して自分たちで怒っている、と。
なんともまぁトホホな話じゃありませんか(苦笑)。
このニュースを見ながら僕は、
“ここまで来たらもう
小噺だな”と
思いました(笑)。