~MR.CB~



先日行われた、秋の天皇賞。距離が改正される前までは春の天皇賞と同じ3200mで行われていました。昭和59年シンボリルドルフが3冠馬となった年、天皇賞(秋)は2000mに改正されました。ミスターシービー、彼は昭和58年牡馬3冠を達成し名馬シンザン以来19年ぶりの三冠馬となった。彼のレースぶりはまさに天衣無縫・やりたい放題・傍若無人。今までのレース中の常識やセオリーをぶち破る走りをした。三冠最後の菊花賞での出来事。彼の父トウショウボーイはこのレース3着で、血統的にもこの距離は長いのでは?と、ささやかれていた。そんな周囲の話には目もくれず彼は、走った。京都競馬場の坂は、ゆっくり上りゆっくり下りる。これが常識。しかし彼は上りの瞬間からなんとスパートをかけたのだ。これには、彼の管理調教師の松山氏も「何をやっているんだ!!」と声を荒げたと言う。誰もが三冠の夢がついえたと思った。しかし、4コーナーで一気に先頭にたった彼は最後の直線も逃げる。追ってくる馬ももういない。史上3頭目の三冠馬誕生。彼の騎手(吉永正人)はレース後に坂で何故スパートをかけたのかを聞かれた時にこう言った。「シービーが行きたがったし、勝手に行った」と。まさにわが道を行くだ。そんな彼が旧齢5歳の時に制したのがこの天皇賞(秋)。府中の魔物も彼にはかなわなかったようだ。


;ミスターシービー 父・トウショウボーイ母・シービークイン


1980年4月7日生まれ 牡  黒鹿毛  美浦・松山康久厩舎


;馬主・千明牧場


生産・千明牧場


主な勝ち鞍 ・皐月賞・日本ダービー・菊花賞・天皇賞(秋)


1983年度、年度代表馬・最優秀3歳牡馬


1984年度、最優秀父内国産馬