昨日
旅行帰りの
バイトの後輩くんに聞いた話。
イタリアのトイレには
便座がない。
つまり
こういう状態。
古代ローマ帝国時代には
世界史上初の水洗トイレを開発していた
いわば
近代トイレの母国たるお国の人々が
なんと
進化のないトイレを使っていることか
と思ったら、
これ
それなりの理由はあって、
他人と同じ便座に座ることを不潔と感じるから
とのこと。
きっと
日本の公共施設のトイレなんかに
据えつけられてる
「便座シート」や「便座クリーナ」
に対しては
「ダッタラ最初カラ便座ツケンナヨ!」
と思っているだろうということだ。
さて
同じ便座に座りたくない
から
座らない
ことを決意したイタリア人たちは、
このトイレ
なんと
中腰で使うらしい。
さっそく
もよおした(もちろん大)タイミングに
自宅でイタリア体験♪
‥と思ったのだが、
用を足す前に
これ敢えなく断念。。
水のはね返りが怖すぎるのだ。
冷たさにヒャッとなるのが嫌なのに加え、
ほんの一瞬とはいえ
便に触れた水が
どうしても清潔とは思えない。
せっかく便座の汚れから守った
尻に
その水がかかってしまっては
本末転倒も甚だしい。
かといって
水のはね返らない
ギリギリの高さをキープしようとすれば
完全に空気イス状態。
大腿筋(ふともも)から
大臀筋(尻)
そしてもう
括約筋(肛門)まで
負荷がかかって
とてもじゃないが排便どころではない。
「イタリア トイレ 便座」
でググってみると
行ったことのある人の間では
それなりに知れた話らしく、
やっぱりそろそろ
パスポートも取らねばな
などと思いつつ、
なるほど
バレーボールのイタリア代表
フランチェスカ・ピッチニーニ
の
この肉体美の基礎は
トイレでの日常の鍛錬にあったかと気付く、
そんな、ボクです。
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内集団の方が外集団よりも(中略)多様性が大きいと知覚されていたのです。
逆から言えば、外集団は比較的似た人たちと思われていたのでした。
亀田達也・村田光二,2000,『複雑さに挑む社会心理学』,有斐閣アルマ