1960年・南米。
先の大戦でホロコーストから逃げ延びたマレク・ポルスキーは、
町はずれにある一軒家で身を隠すように暮らしていた。
ある日その隣の空き家にドイツ系の男が越してくる。
その男の眼を見た時彼は故郷ポーランドでのチェス大会で
すれ違った軍人、アドルフ・ヒトラーに間違いないと
彼の身辺を探り始める。
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隣り合った2軒に暮らすユダヤ人移民とドイツ人。
お互いの中に芽生える友情と悪意が違和感なくスッと入ってくる
絶妙な演技と演出は見事だなあと思いました。
コメディタッチでありながら時折見せる緊張感も、
テーマのシリアスさを忘れさせない、いいスパイスになってました。