行動経済学と組織行動論 | ソリューションのおぼえがき

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行動経済学と組織行動論の定義の違いはどうなっているのだろう・・・

 

組織行動論とは、組織における人間の行動を調べます。

行動を通して、結果だけでなく要因を明らかにしていきます。

そして人間を社会で正しく行動させる方法や、組織の動かし方などを議論していく研究領域です。

 

行動経済学は心理学研究を基盤に発展し、人間の心理や行動を分析し、経済的な意思決定にどのような影響を与えるのかを研究領域としています。

古典的な経済学の基本概念として「人間は合理的判断を行う」という大前提のもと議論がなされてきました。

ところが、人間は感情や心理の影響によって、合理的な判断をしない場合が多々あります。

こうした非合理的な行動を経済学的見地から分析するのが行動経済学です。

 

当初からマーケティングや消費者行動論と関連づけられて議論されてきました。

また、人間工学や安全工学、組織の安全管理といったリスク管理などの実務領域でも応用が利く学問だと感じています。