組織を変えたい、組織を変革したいというニーズは、どの企業にもあります。
しかし、このような「組織改革」は何をもって成し遂げられるのでしょうか?
組織体制を変えるだけで、組織が変わると思っている人はいないでしょう。
評価制度を変えるだけ、もしくは運用ルールを変更するだけでは組織は変わりません。
組織を構成する人間関係の構築ができてもいないのに、体制や制度変更、仕組みの導入をしても、メンバーは違和感を覚えるだけです。
会社の考え方は何か?
組織の目的とは何か?
目標とは何か?
その目的に合致しない施策に取り組んだところで、働く人たちは違和感しか覚えません。
誰もがわかっていることは、組織の目的を果たすことです。
目標を達成させること。
つまり「組織改革」とは、「自立した従業員をいかに増やすか」という改革です。
では、なぜ多くの組織は「仕組み」を導入したがり、「制度」を変更したがるのでしょうか。
それは、そうすることで監視することができるために従業員の動きがわかるという錯覚に陥るからです。
自立しない人材に向かって、監視の強い仕組みや、制度変更に頼るとどうなるのでしょうか。
①自分の行動に問題意識をもたない
②自分のやり方が正しいと思い込むようになる
③組織のルールを設定しても、面倒なことは自身の判断でやめる可能性がある
メンバーの自主性を育てるためには、トップとマネジャーが責務を担うべきです。