プロティアン・キャリアでは、二つの発揮能力(メタ・コンピテンシー)が重要だとされています。
「アイデンティティ(自覚する能力)」と「アダプタビリティ(適応する能力)」です。
従来のキャリアは、組織の中での地位や給与といった客観的で定量的な指標が到達すべき目標が中心でした。その中で「組織の中で何を求められているのか」いかに帰属意識をもってキャリア形成をしていくかを求められました。
一方プロティアン・キャリアの考え方は、個人の中得られる仕事の充実感を心理的な成功指標と捉え、「自分は何をしたいのか」「社会に対し何ができるのか」という自己への意味づけが重要としています。自己の意味づけを持つことによって、社会からの市場価値を高めることでキャリア形成を行うことが大切だと考えました。