こういうときもある | ソリューション・フォーカス 解決志向の実践 『ザ★ソリューショニスト』

こういうときもある

皆さん、こんにちは。ソリューショニストの五島です。


ソリューションフォーカスの学ぶと、始めの方に「カスタマ-、コンプレイナント、ビジター」というのがあります。
ビジターは、問題を認めていないが何らかの理由(連れてこられたとか)でセッションを受けるハメになった人、
コンプレイナントは、問題があることを認識しているが、問題の解決の主体になっていない人(他が悪い、というタイプ)、
カスタマーは、問題を自ら解決しようという意志を持った人です。


私の仕事で出会う人たちは「コンプレイナント」タイプが多い。
「状況がまずいことはわかっているが、あいつが悪い」「あの人が変わればいいのに」という考え・気持ちを
持っているわけですが、比較的短期間で、しかも1ヶ月~2ヶ月に1回出会うような状況で変化を促す役割が
ある私には、こういう人たちはけっこう大変なのです。できることなら、避けたいところ。


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Aさん:ワタシ、Bさんのことがキライなんです。
ごとう:はぁ。と、いうと?

Aさん:仕事のミスとか、もう4ヶ月も経ってるのにこんなこともわかってないとか。最近は、声とかにおいもイヤになってきました。
ごとう:なんか、思春期の女の子が「お父さんキライ」って言ってるみたいだけど。
Aさん:お父さんとは仲いいですよ。
ごとう:昔から? それはまた、ラッキーだなぁ。じゃあ、このことをお父さんに相談してみたらいいのに。(※投げやり)

Aさん:お父さんとか、家族には、いつも元気な姿を見せたいんです。前の職場を辞める前、「今の仕事辞めるけど、次はこんなことをしたいから」とハッキリ言ったし、今の仕事は楽しいんですよ。接客というか、そんなのは向いてるし。
ごとう:前の職場で、同じような状況というか、どうしてもイヤだっていう人いなかったの?

Aさん:いました。
ごとう:そのときはどうやって何とかしたの?

Aさん:そのときは、違う部署だったし、特に自分の仕事には支障がないから、気にしないでなんとかなりました。
ごとう:お、気持ちの切り替えというか、頭の切り替えが相変わらずすごいよねぇ。
Aさん:でも、今のその後輩はトラウマですよ。
ごとう:ふ~ん。あ、そうだ。この本がちょうどいいんじゃないかなぁ(持っていた本を「ホレホレ」という感じで見せびらかす)。

Aさん:エェ! ヤですぅ。
ごとう:いやぁ、これがぴったりだと思うけどなぁ。

Aさん:まぁ、本を読むのはキライじゃないし、読んでみますけど。そんなのじゃなくて、他に何かないですか?
ごとう:ないね。
Aさん:やっぱり?
ごとう:ないってば。

Aさん:あぁぁ、そうかぁ…。やっぱりないかぁ。そうなんですよねぇ。人は変えられないし、自分がガマンしないといけないんですよね。
ごとう:ガマンする必要はないけども、人は変えられないよね。超能力者だったら別だけど。

Aさん:まぁ、ワタシ、放って置いてくれたら1週間くらいで自分で気持ち立て直すんです。今がいちばん底なんだと思います。
ごとう:おぉ、それはスゴイ。自分で立て直せるのは。
Aさん:まぁ、何とかします。
ごとう:まぁ、がんばってください。あ、この本のこの章だけ読んどいて。忘れずに。
Aさん:え~。もぅ、わかりましたぁ。
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この対話では、前半ですでに興味を失っていました。
かといって、無下にするのもよくない。
「どーでもいいよ」と「きちんと話をしなければ」というビミョーな気持ちの混じり合いです。


今日のソリューションフォーカス・ポイント
今回はリソースを見つけることと、OKメッセージしか発していません。
というか、コンプレイナントにはそれで十分。