ミラクル・クエスチョンを分解する5 ~ミラクル・クエスチョンの代わりになる質問~ | ソリューション・フォーカス 解決志向の実践 『ザ★ソリューショニスト』

ミラクル・クエスチョンを分解する5 ~ミラクル・クエスチョンの代わりになる質問~

皆さん、こんにちは。ソリューショニストの五島です。
ミラクル・クエスチョンの章の最後です。

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5節 "Alternatives to the Miracle Question"
  ~ミラクル・クエスチョンの代わりになる質問~


ソリューショニストは、ビジネスの場で奇跡について語るのを居心地悪く感じるときもある。
ミラクル・クエスチョンと同様の効果がある違う質問をした方がよい。


一般的に、クライアントの状況が絶望的で困難であるほど、従来のミラクル・クエスチョンが
有効であると言える。もちろん、望ましい未来を探したり、クライアンを問題を飛び越えたその先に
導くことができる他の可能性もある。


仮に、時間が経って、あなたが結果的になんとか目標に到達したしましょう。
そのとき、あなたは今とは違うどんなことをしますか?


上司があなたの望んだとおりに振る舞ったとします。
そうなると、どのような変化が起こりますか?



質問の始まりは「もしも、仮に」(※原文は Suppose)だ。
「リソースが足りません」とか「まず上司が変わる必要がある」などと、
行く手を阻む様々な問題をクライアントは抱えている。
質問を組み立てるときに、クライアントが問題と呼ぶものを可能性に変えてしまおう。


ちょっと想像してみてください。あなたには十分なリソースがあって…
ちょっと想像してみてください。あなたの上司がどうにかして変わったとして…



もちろん、「こういうことが起きるかどうか、どのようにして起こるかを知ることはできません。
ただ、想像してみてほしいです」という言葉を付け加えることもできる。
質問の最後はこうだ。


そうなったら、あなたは今はやっていないことで、どんなことをしているでしょう?
そのことに、これまでと違ってどのように接しますか?



ソリューショニストの目的は、クライアントとゴールの後ろに控えているものを結びつけることである。
だから、この時点でゴールが変わることもある。


あるクライアントのセッション開始時のゴールは、仕事の状況をなんとかしようとするものだった。
しかし、このゴールは問題を解決しよう(※原文だと、trying to solve the problem)という
視点から作られたものだった。そして、この始めのゴールは、彼女がミラクル・クエスチョンに答えて
解決構築のフレームワーク(※原文だと、solution-building framework)に入ったときに変わったのだ。
このクライアントは、尊敬されるようになって、自分にプライドを持ち、
自分と自分の能力をもっと大切にしたいと気づいたのだった。
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今日のソリューションフォーカス・ポイント
これでミラクル・クエスチョンの章はおしまいです。
長かった…。このあたりは別にコンパクトにまとめていいかもしれません。
次回から、コーピング・クエスチョン、スケーリング・クエスチョンに入っていきます。