インド占星術をしていますと、お悩みとして「やりたいことが良いか分からない」「何をしたら良いか分からない」「何をしても満たされない」という話を伺うことがあります。

 

 このような場合は、第1室ラグナにケートゥが在住していることが多いですね。

 ケートゥの象意は「無欲」「地味」「引き離される」等がありますが、基本は「無」というところでしょうか。

 

 ケートゥは西洋占星術でいうと、「ドラゴンテール」に当たります。

「ドラゴンテール」「ドラゴンヘッド」とは、実在しない「ケートゥ」と「ラーフ」という星に該当します。月と太陽の軌道の交点がそれを言います。

 

 「ドラゴンテール」ですから、尻尾だけなので頭はありません。「考える頭がない状態」ですので、それが第1室ラグナ、つまりその人自身を表すハウスに入ると、「何をしたいか分からない」状態になるのです。

 

 そのため、人に振り回されやすくなったり、自分の考えや意見がまとまらず、人に従ったり、依存して生きていく宿命になりやすいです。

 

 これを改善にするには、無意識の言動に気が付いていくことです。

 そして、自分が「こうありたい」「こうなりたい」ということを強く意識して、「こうありたい」という理想につながる行動を実行していくことです。

 

 意識をしなければ、すぐに元の無意識の自分に戻ってしまいます。この行動変容の努力をすることが、第1室ラグナにケートゥが在住している人の今生の人生のクリアすべき課題と言っても良いでしょう。

 

 これは、何も第1室ラグナにケートゥがいる人に限った話ではありません。どの星に於いても、その星の長所と短所があるのです。

 

 ケートゥで言えば、「無欲」「解脱」「悟り」「スピリチュアル」の象意もあるのです。

 こちらに意識を持っていけば、素晴らしい宗教者や、あるいはマザーテレサのように無償の慈善活動に生涯をささげるような、人々の救済に先頭に立つ素晴らしい人格者になれる可能性も秘めているものです。

 

 泥から大輪の花を咲かせるような蓮の花のごとく、短所から長所を伸ばせるよう、今生の人生を生きていきましょう。