占星術の世界では、様々な解釈の仕方がありますが、

中でも良く占ってもらいたい事柄の上位を占めるのは、恋愛運や結婚運があります。

 

 皆さん、幸せな恋愛ができるのか、幸せな結婚ができるのかを

期待して占ってもらおうとされる方が大半ですが、

中には離婚するために結婚するという運命プログラムをもって生まれてくる方もいるものです。

 

 これは、もう運命プログラムですので、避けようがありません。

 

 なぜ、こんな不幸とも言えるようなホロスコープをもって生まれてくるのか、

答えは様々ですが、離婚をするという経験をすることで、その人にとって重要な学びになるから、

そのようなライフイベントが起きるだと考えられます。

 

  ですから、離婚したくないと様々な方法や対策をしても、避けられない宿命であれば、

いずれは必ず離婚してしまうものです。

 

  もちろん、占いですから100%そうなるとは言い切れませんが、

そのようになる可能性は高いということなので、その場合、防ぎようがないので、

防ぐ手立てを立ててもホロスコープ上、避けられないことが多いです。

 

 結婚運や結婚相手を見る場合には、

結婚を見る部屋に火星やラーフなどの凶星がコンビネーションしていたり、

あるいは、困難の部屋にどの星が来ているのか、またその時のアスペクトなどを見て判断します。

 

 離婚を防ぐには結婚しなければ良いのかもしれませんが、離婚するために結婚をするのですから、

結婚しなければならない状況が必ずやってきます。

 

 ここまでになると、どうしても結婚せざるを得なくなり、そして離婚にいたります。

 防ぎたくても防ぎようがないことは起きるのです。

 

 ですから、その起きた出来事に対して、それをどう活かし、

どのように自分の学びとするかにかかっているのが、

運命プログラムであり宿命でもあります。

 

 結婚することで何を学びとし、

また離婚したことで何を学んだのかを考えることが重要なように思います。

 かくゆう私も離婚はしていませんが、死別は経験しました。

 

しかし、その出来事があったからこそ、その後の人生において、

このインド占星術に出会うことになったとも言えるのではないかと思えるようになりました。

 

  もしも、死別せずに前夫と今でも結婚生活を送っていたとしたら、

今こうして占星術師になるということは、きっとなかったことでしょう。

 

 前夫と死別したことは今でも残念に思いますが、もう変えられようのない事実であり、

元に戻すこともできない事実であります。

 

 離婚も、多角的な視点で考えれば、再婚できる可能性だってあります。 

 ですから、「離婚イコール不幸」という考え方をするよりは、

離婚をすることで何を学ぶのかを考えると、もっと味わい深い人生になるのではないでしょうか。

 

 そして、それが自身の業(ごう)であるならば、その業(ごう)から何を学び、

その先を生きるためには何を糧にするのかを考えると、囚われから解放され、

真に自分の人生を歩んでいけるヒントが隠されているのが、インド占星術であると思います。