組織のレベルを示す 経営品質の成熟度 その3
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
前回は、今年度の日本経営品質賞 受賞組織をご紹介しました。
日本でトップレベルの経営をしている企業や組織ということです。
勘違いしないでいただきたいのは、経営品質賞は、業績の
良し悪しを評価しているのではないということです。
業績評価も入っていますが、中心に見ているのは、
経営マネジメントのレベルになります。
継続的に高い成果を生み出すためには、
高い経営マネジメントの仕組みが必要だからです。
日本経営品質賞では、経営マネジメントのレベルを
成熟度という形で評価しています。
今回は、成熟度の解説 3回目です。
組織のレベルを示す 経営品質賞の成熟度 1
組織のレベルを示す 経営品質賞の成熟度 2
経営品質賞では、
AAA+、AAA-、AA+、AA-、A+、A-、B+、B-、C+、C-、D
の11段階で評価します。
「成熟度」を評価見るポイントとして、3つの観点があります。
1.合目的性と体系化
2.展開度と統合の状態
3.改善・革新への取り組みの程
2.展開度と統合の状態
組織の目的を実現するための方法(合目的性のある方法)が、
組織全体に展開され、うまく連携されているかを見ます。
組織が大きくなると、「部分最適」に陥って、「全体最適」を
忘れる傾向にあります。
省庁が、自分の省庁の利益だけを考えて、日本国全体の
利益を考えないようなものが「部分最適」です。
各部門や各活動の目標が、組織全体の目標と一貫性があり、
部門間、活動プロセス間の協力関係が構築され、組織全体の
目的実現に向けた活動が成されていれば、
この分野に関して「Aレベル」と評価できるでしょう。
人と組織を活性化するマネジメント・コーチング