組織のレベルを示す 経営品質の成熟度 その1 | 社員と顧客と経営者の幸福

組織のレベルを示す 経営品質の成熟度 その1

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

経営品質賞には、
「成熟度」という考え方があります。

これは企業にとって、とても重要な考え方になりますので
解説をしていきます。


経営品質賞でいう
「成熟度」とは、簡単に言えば、
組織のマネジメントのレベルを段階的に表したものになります。

成熟度の高い組織とは、極めて高度なマネジメントが
実現されている組織であり、成熟度の低い組織とは、
マネジメントの体を成していない組織になります。


経営品質賞では、このマネジメントレベル(成熟度)を
AAA から D までの 11段階で判断します。

AAA+、AAA-、AA+、AA-、A+、A-、B+、B-、C+、C-、D
と分かれています。

賞を取るには、このレベルが一定以上である必要があります。


経営品質のフィードバックでは、この成熟度を上げる提言が
中心になります。

「ここは強みなので、もっと伸ばせばワンランク上がりますよ」
「この部分を改善すると、マネジメントが良くなりますよ」
という風に、
B-ならB+へ、B+ならA-になれるような
ポイントを見つけ、フィードバックします。


初めて経営品質に取り組んだ企業のなかには、
自社の評価を見て、愕然とされるところも多くあります。

一般的な企業であれば、
Cレベルというのは普通です。

自分達ではかなり出来ていると思っていても、経営品質の
アセスメントをしてみたら
Bレベルというのもよくあることです。

顧客満足活動で、全国レベルの結果を出している企業で、
いきなり
Aレベルということもありますが、ごく少数です。


しかし、
Cレベルであっても、Bレベルであっても、
伸ばすところ、改善するところを見つけ、継続的に
取り組む企業は、着実にレベルを上げていきます。

大切なのは、継続して取り組むことです。

次回からは、成熟度について詳しく見ていきたいと思います。


人と組織を活性化するマネジメント・コーチング