枝野経済産業大臣への期待と不安
こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。
辞任した鉢呂前経済産業大臣の後任に、
枝野前官房長官が起用されました。
ニュースの論調は、党内融和を優先した人事から、
能力重視に変えたというものです。
枝野氏については、官房長官時代に何度か取り上げましたが、
プレゼンテーション能力は素晴らしいです。
ほとんどコミュニケーションが取れなかった菅総理に代わって、
官房長官としての役割を、よく果たしていたと思います。
そのためか、能力を高く評価する論調が多いようです。
枝野氏は、コミュニケーション能力があり、
マネジメント能力も高そうです。
東電問題で、銀行の債権放棄発言が一時問題になっていましたが、経済や経営に関する知見は未知数です。
そこに若干不安もあります
能力を適切に評価することは、マネジメントにおいて
とても重要です。
職務内容が明確な米国では、職務に必要な能力を
明確に定義することが一般的です。
日本は、「営業でよい成績を残したので、管理職に任命する」
という風に、報奨の一環としてポストを与えることがよくあります。
そのため、能力要件を明確にせず、能力があるとかないとか、
アバウトに判断しているところが見られます。
適材適所というのは、職務の能力要件と個人の能力(リソース)が
明確であることが前提になります。
大臣の任命には、そこまで考えていないようですが、枝野氏が
適材の人材であることを、日本経済のためにも願っています。
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