菅前総理最大の問題点
こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。
前回、菅前総理の指示について書きました。
ここで重要なのは、個別の指示ではなく
全体のマネジメントです。
例えば、100個の指示が必要で、3つしか指示を出さなかったとすれば、仮にその3つの指示が正しかったとしても、3%しか仕事をしていないことになります。
マネジメントは、全体のシステムを把握し、全体最適を
目指すことが大切です。
菅前総理は、個々の問題には関わっていましたが、それを
全体のなかで位置づけることに欠けていたようです。
したがって、目の前にある問題に取り組むだけで、
それが本当に今取り組むべき優先度の高い問題なのか?
その問題解決が、システム全体に及ぼす影響は何か?
ということを十分に検討することができなかったのでしょう。
例えば、浜岡原発停止にしても、リスク管理担当者なら
「停止が必要です」という発言で済みますが、
総理ならシステム全体への影響を踏まえた発言が求められます。
その観点が欠けているので、「場当たり的」と批判されます。
そもそも菅氏が総理になる前から、民主党はシステムを機能不全にしていました。
親会社から現場を知らない役員が来て、「お前らはロクに働いていないから、これからは親会社の命令に従え」と、いきなり言えば、子会社の社員はロクに働かないでしょう。
それと同じで、能力のない人が政治主導を勘違いし、
官僚が動かないようにしてしまいました。
菅前総理は、それを一段とひどい状況にしてしまったようです。
優秀なマネージャーは、メンバーが自発的に
動くようにするものです。
三流のマネージャーは、指示・命令で強制的に
動かそうとします。
菅前総理は、よく怒ると言われますが、怒鳴りちらして責めることしか出来なかったのでしょう。
しかし、それが仮に正しい指示だったとしても、それでは
人は動きません。
菅前総理は安全保安院がいかに頼りにならなかったか、
無能であったかをTVで語っていました。
それは事実だと思います。
しかしやはり最大の問題は、菅前総理が、
人を動かすコミュニケーションを知らなかったこと、
組織をマネジメントする方法を知らなかったこと
につきるでしょう。