橋下知事のコミュニケーションとマネジメント | 社員と顧客と経営者の幸福

橋下知事のコミュニケーションとマネジメント

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

大阪以外の方はあまり知らないかもしれませんが、橋下知事は
大阪では抜群の人気を保持しています。

それは絶頂期の小泉首相を思わせるほどです。

橋下知事は、他県のことや大阪市のことなど、知事の
権限外のことを発言して、よく波紋を起こしています。

今は、大阪都構想を打ち出し、大阪市や堺市を無くして
東京23区のようなものをつくろうとしています。

普通、他人のことにまで首を突っ込むと、叩かれて人気が落ちるものですが、橋下知事の人気は落ちません。


橋下知事は、相手からの反発があっても、すぐに謝ったり
引いたりせずに、議論に持ち込みます。

そしてマスコミなどを使って、自分の主張を訴えます。
議論になることで、マスコミも取り上げやすくなります。

最初は強く主張を訴えますが、そのうち落とし所を見つけて、
軟着陸させます。

弁護士が、最初無罪を主張していて、最終的に刑を軽くさせるようなやり方です。(橋下知事は一応弁護士です)


橋下知事は、マスコミとの関係がよく、マスコミは話題性のある
橋下知事をよく取り上げます。

結果、橋下知事の主張が市民に浸透していくことになります。

大阪都構想は、全国的に見ると反対意見も多いのですが、
大阪府では賛成派が多くなったようです。


このように、橋下知事は、どのような発言が、どう取り上げられるのかを熟知しており、発信の仕方が上手いコミュニケーションです。

橋下知事のように、現状を変えるために、あえて議論を巻き起こしてみることも、有効な方法のひとつです。

ただし、議論だけ起こして反発から逃げたら最悪ですから、
責任をもって対処することが必要です。



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