責任を取るとは何か? | 社員と顧客と経営者の幸福

責任を取るとは何か?

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

経済産業省の幹部が責任を取らされて「更迭」されたそうです。

海江田大臣と菅総理の間で、「俺が辞めさせたんだ」
言い合っているらしいです。
実になげかわしい...

そもそも「更迭」ではなく、順当な人事移動ですが。

それはともかく、原発問題がなんら片付いていないときに職務を辞めるのは、責任ある態度とはいえません。

日本人は辞めることを責任と思っているようですが、
それは違います。

責任にはいくつかの種類がありますが、そのひとつが説明責任(アカウンタビリティ)です。

経産省幹部が

今までどのように考え
何を実行し
その結果何が起こり
今後どうすることが適切であるのか


ということを説明したうえで、辞職すれば、一定の責任ある態度と呼べるでしょう。

菅総理もそうですが、国民に対して説明すべきことが
説明されていません。

企業がお客さまに対して、充分な説明を果たさなければ、
そのような企業はすぐに見放されるでしょう。

説明責任を果たすことがなければ、トップはリーダーシップを
発揮することなどできません。