国会はもはやギャグのレベル~そこから学ぶ | 社員と顧客と経営者の幸福

国会はもはやギャグのレベル~そこから学ぶ

こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。

この前まで国会を閉じようとして、与党野党両方から批判されていた菅首相、
今度は、菅さんが会期を延長すると言い、与野党が早く閉じろと批判しています。

もう笑ってしまうくらいメチャクチャです。

何を見ても、そこから何かソリューションを見つけよう、
何か学びになるものを見つけようとするのが、
ソリューション・フォーカス(解決志向)です。


そのように考えると、国会のドタバタは、交渉術という
コミュニケーションを見ることができます。

菅総理は、「この緊急時に国会を閉じるなんてけしからん」という相手の言葉を使って、「国会は閉じませんよ」と言っています。

緊急時だから国会を延長します」と言えば、それは一応正論なので、正面きって反論し難くなります。

自民、公明両党は、「菅総理の延命だ」と批判していますが、そんな批判では国民に届きません。

被災地を助けるために延命して何が悪いのか?」と思われたら、復興を邪魔しているのは、自民公明だと思われてしまいます。


相手の言葉を使って「あなたが、そう言っていたではないですか」と切り返すのは、対決型の交渉では、かなり効果的です。


言葉には、その言葉を発する背景や前提があります。


その前提を変えてしまえば、同じ言葉を、まったく違う意味で使うことができるのです。


これは、使い方によって「天使の言葉」にも「悪魔の言葉」にもなります。