原発安全洗脳教育
文部科学省、資源エネルギー庁が主催する、原子力ポスターコンクールが今年は見送りになったそうです。
昨年まで「原子力は地球を守る」とか、「原発との共生」などがありました。
反原発のポスターは入選しません。
ポスターをつくることで、原発に親しみをもってもらうことが目的ですからそれは当然。
子どもたちは、喜んでこのようなポスターをつくるうちに、
原発推進へとなっていくわけです。
広い意味でのマインドコントロールと言えるでしょう。
私たちのまわりは、このようなマインドコントロールにあふれているので、気づかないうちに、ある方向に思考が向けられています。
スポーツライターの玉木正之さんは、某電力会社から新聞一面広告にのるインタビューの依頼があったそうです。
ギャラは、500万円と提示されたそうです。
内容の打合せで、原発の危険性を主張すると、依頼はキャンセルになったそうです。
電力会社からすれば、500万円で文化人に原発推進のコメントをもらえれば、安いものなのでしょう。
東京電力は、普及開発関係費という名目で、広告宣伝費に
250億円かけているそうです。
地域独占企業が、何にお金を使っているのか。
マスコミには、広告費という形でお金が流れます。
新聞は、営業と記者が明確に異なるので、コントロールすることは難しいでしょうが、TVやラジオのスポンサーになると、その番組では、反スポンサー的なことは、非常に言い難くなります。
このように、さまざま形で情報をコントロールし、人々を自分たちに都合のいいように教育していきます。
もちろんこれは電力会社だけでなく、他の企業も
政府も省庁も行っています。
仏教にある「正見・正思」とは、まさに、このような状況を正確に見て、正しく考えることを意味しています。
心しないと、すぐに「邪見・邪思」におちいってしまいます。