東電の工程表はなぜ期間延長しないのか
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
福島原発のメルトダウンが明らかになったにも関わらず、
東電の工程表の9ヶ月で変わりません。
状況がひどいと分かったのに修復期間が変わらないのはおかしい、という意見が多数あるようです。
これについて解説者が、
「もともとメルトダウンが分かっていたから、計画に織り込み済み」
とか
「原発内部の様子がよく分からなかったから、もともと余裕をもって計画が組まれていた」
などと発言されています。
どちらも違うと思います。
9ヶ月という期間は作業内容から決めたのではなく、
最初に政府が期間を決めたのでしょう。
もともと「9ヶ月で何とかやってくれ」と要請しているだけで、
作業内容は関係ないわけです。
この時期に期間を延長すれば、また場当たり的と批判されますから、もう少しせっぱつまらないと、延長はしないでしょう。
本来、状況が分からないなかで計画を立てるのであれば、
前提条件を変えて、複数のプランを立案するものです。
東電の工程表は、政治的思惑やアメリカ・フランスの関与が入り、
一般市民から見ると、分かり難くくなっています。