おおざっぱな仏教の歴史 6 江戸幕藩体制
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
仏教を葬式以外では知らない方のために、予備知識として、
仏教の歴史を書いています。
日本仏教の展開
江戸時代の仏教
日本仏教史上、5つの大きなポイント、
四番目は、江戸時代です。
江戸時代、寺は幕府の管轄下に置かれます。
各宗派は本山のもとに組織化され、幕藩体制の一翼を担います。
すべての住民は、その地域の寺に所属し、檀家となります。
これはキリシタンでないことの証明でもあり、宗教を使った効率的住民管理ともいえます。
寺からすれば、何もしなくても確実に檀家(顧客)を獲得できるので、マーケティング的には実にありがたい制度です。
葬式仏教と呼ばれる形式を確立し、経営的に安定した時代を迎えます。
一方で、仏法を学び、理解し、主体的に信を持つという仏教本来の姿が失われていきました。