おおざっぱな仏教の歴史 5 鎌倉新興仏教
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
仏教を葬式以外では知らない方のために、予備知識として、
仏教の歴史を書いています。
日本仏教の展開
鎌倉仏教時代
日本仏教史上、5つの大きなポイント、
三番目は、鎌倉時代、新興仏教誕生時代です。
法然(浄土宗)、栄西(臨済宗)、親鸞(浄土真宗)、道元(曹洞宗)、日蓮(日蓮宗)など、独自の日本仏教が次々と誕生します。
今の日本人が知っている(聞いたことがある)仏教は、ほとんどが鎌倉仏教でしょう。
鎌倉仏教の特徴は、教義の単純化です。
鎌倉仏教の多くの始祖達は、天台宗(比叡山)で修行します。
天台宗は、法華経を中心にしますが、密教や禅など、あらゆる仏教を幅広く修習します。
しかし鎌倉仏教は、禅一筋、念仏一筋、法華一筋という風に、
「これさえやれば大丈夫」と教義を単純化していきます。
この単純さが、仏教大衆化の大きな要因でしょう。
複雑で高度なものより、単純なものの方が、大衆受けするのは、今も昔も変わらないようです。