おおざっぱな仏教の歴史 3 聖徳太子時代
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
仏教を葬式以外では知らない方のために、予備知識として、
仏教の歴史を書いています。
日本仏教の展開
聖徳太子時代
インドでは滅んだ仏教は、中国に伝わって生き残ります。
これを北伝仏教といいます。
スリランカにも仏教は伝わりました。
これを南伝仏教と言います。
日本には中国系の北伝仏教が伝わります。
私は日本仏教史上、5つの大きなポイントがあったと考えています。
まず一番目は、聖徳太子時代 仏教伝来です。
神道の国 日本に、仏教が公的に導入されたのです。
これにより天照大神の子孫である天皇家が、仏教という外来の宗教を奉じるという、日本独特の体制が構築されます。
日本人の精神に与えた影響として、それまで死者は恐れられ、忌み嫌われていましたが、仏教により成仏できると考えられ、死者が敬われるようになったとも言われています。
一方、仏は外来の神として扱われ、神々の一種として受け入れられています。
本来、仏は神ではありませんが、これはひとつの日本文化として、その後の日本仏教の展開に、大きな影響を与えたように思えます。