菅首相の会見に見るプレゼン能力
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
菅首相が昨日会見を行い、一部を拝見しました。
全体の構成としては、希望をもって新しい国づくりをしようというものでした。
自粛をせずに、活動しようという呼びかけでした。
その内容に異論はありません。
しかし、その訴えが響いてこないのです。
ひとつは、菅首相の話し方にあります。
強弱のつけ方が悪く、安心して聞くことができません。
声の質も、安心感を与えるものではありません。
このあたりは、枝野さんという良い例があるので、ぜひ参考にしていただきたいものです。
希望を掲げているのに、不安を解消していないことも気になりました。
国民が最も聞きたいことは、原発を中心とした問題への対処や見通しであるにも関わらず、そこを無視して、「災害に強い地域社会の構築」などと言っても、全然共感できないのです。
亡くなられた方や子どもを例に引いて未来を語っていましたが、正直イマイチです。
これがオバマ大統領なら、子どもに豊かな未来を渡すために、
私たちがやるべきことを力強く語ったことでしょう。
そこに共感が生まれるので、みんなが一丸となり、
オバマ大統領に支持が集まったのです。
質疑で、的確な回答がなかったことも残念です。
「なぜ首相自ら積極的にメッセージを出さないのか?」
「なぜ情報が出てこないのか、錯綜するのか?」
という疑問に対して、納得いく回答はありませんでした。
オバマ大統領やクリントン大統領は別格としても、
日本のリーダーも、それなりのプレゼンテーション能力、
コミュニケーション能力を身につけていただきたいものです。
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2011年5月10日(火) 19:00~21:00
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2011年5月28日(土)
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