蓮舫と大前研一の違い
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
蓮舫さんがサマータイムを検討すると発言し、ネットでは「サマータイムで何で節電になるんだ」と、かなり叩かれています。
先日書いたように、これ大前研一さんが発案していました。
しかし大前さんと蓮舫さんの発言は大きく異なります。
大前さんの場合は、
問題意識
現在の計画停電では、経済的にも生活上も極めて不便である。
解決策
節電より、ピーク時の電力を抑え、使用電力を平準化する。
方策
休日をバラバラにとる。
サマータイムを導入する。
夏の甲子園のように使用電力の高いものを止める。
という構成になっています。
つまり、サマータイムは方策のひとつにすぎないし、実際には他のさまざまな方策を組み合わせて、ピーク時電力を抑えるように政策立案することになるでしょう。
ずいぶん昔ですが、大前さんは、「政治家に政策提言をしても、政策全体を理解せず、その中の一部やキャッチフレーズだけを使う。」と言っていました。
「目的や戦略を踏まえた政策」という思考がなく、有権者に訴える言葉だけに意識が向かうようです。
「高速道路無料化」なども、道路公団の廃止と道路行政の改革の一環としてあったものが、選挙対策にこの言葉だけを使うため、意味のないものになっています。
これは有権者が、政策全体をよりも「郵政民営化」のようなキャッチフレーズに動かされるという現実があるので、一概に政治家だけを責めるわけにもいかないと思いますが。
プレゼンテーションの観点から言えば、大前研一さんの
問題点 - その解決策 - 具体的方策
という構成は実に分かりやすいです。
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