福島原発事故の現状と今後(大前研一)
こんにちは、心のソムリエ橋本文隆です。
大前研一さんの動画を紹介しましたが、1時間は長いというご意見もありますので、特に気になったところをピックアップしました。
今起こっていること
東電の機能不全。
トップに原子力の専門家がいない。
原子力は社内で嫌われている。
だから現場まかせになる。
メーカーは出入りの業者と思われている。「おまえら何とかしろ」という態度で、一緒になってやろうという姿勢がない。
東電の隠蔽体質。首相がその情報を鵜呑みにしている。
首相が一企業に振り回されている。
だからアメリカは日本のいうことを信用しない。
経済産業省は、原発推進の立場。非常時の組織がない。
保安院には専門知識がない。天下りの場所、おかざりの組織。
マイクをにぎって話している人間は、この前まで特許庁にいた。
今ごろグレード5というのは、何も分かっていない。
上から水をかけるのは、世界の笑いもの。
アメリカが半径80Kmの立入を禁止するのは、ガイドライン(ルール)があるから。日本は、基準がない。
政府の避難指令は、現状ではそんなものだと思う。
冷却プールの巨大化
中間貯蔵施設(使用済み燃料を再処理するまで置いておくところ)が、住民反対のため日本にはない。
だから仮の置き場として簡易プールを核施設の横に置いている。
仮設のものだから、強固なプールではない。
6つの原子炉すべてに、燃料集合体がある。
本当に日本にポリシーがあれば、中間貯蔵庫ができるまで発電すべきでないのに、やってしまう。
処理先がないのに動かしている。
今後
安定した注水ができるようになると、その後3~5年冷却を続ける必要がある。その間は、放射線が出る。
上からテントをかぶせて遮断するといい。
元の場所にバラバラに家を建てるより、新しく高台に住宅やコミュニティをつくる。
低い海抜のところは、公共施設と緑地にする。
計画停電
東電らしい差別
難しい地域をさけて山梨県とか群馬県とかやっている。
ブラックアウトはピークで起こるのだから、ピークさえ低くすればいい。節電よりもピーク時の集中を分散させる。
例)サマータイム導入(朝明るい時に仕事する)
休日をずらして取る。
夏の甲子園(1年の最高のピーク)を中止する。
3月26日(土) 不安や緊張、ストレスを緩和する |
4月 3日(日) 仏教を知るよき機会として |
4月10日(日) 本来の自分を知るワーク |
電気は使った方が単価を高くして節電する。
消費税を2%上げて、消費すると震災の支援になるようにする。