阪神淡路とは違う今回の震災 | 社員と顧客と経営者の幸福

阪神淡路とは違う今回の震災

こんにちは、心のソムリエ橋本文隆です。


東北関東大震災の支援に関して、NPOユニバーサルデザイン研究機構からの情報を提供します。

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http://www.ud-web.com/oshirase3.htm


●重要●皆様に知っていただきたい事実

今回の震災は非常に特殊です。

規模が大きさ、被災範囲の広さ、それに加えて、津波による水没。


阪神淡路等の地震と最も大きく異なるのは、自治体が機能していないのではなく、津波に流され存在自体がなくなっている地域が多数あることです。

それにより、必要な支援のあり方が大きく異なり、阪神淡路の経験では通用しません。


これは、自治体経由の物資やもちろん、赤十字や国の対策本部や自衛隊からの救助や支援や配給がまったく届かない「自治体の存在自体がなくなった地域」が多数あるということです。


これは実は難しい問題です。なぜなら、阪神淡路の経験から混乱を避けるため、すべての配給や救助が自治体経由になっているため、自治体が存在しない地域への支援の仕組みがありません。


やる気がないのではなく仕組みがない。自治体も県も、警察も自衛隊も、国交省も支援団体も生き残った避難民も何とかしたい。でも出来ない。


ここを変えるのが私たちの役割です。私たちは、各機関や個人が本当に役に立つカタチで動けるように、コーディネートを行っています。


今回、コーディネートが成功し、市民団体や個人ボランティアを筆頭に、自治体も県も、警察も自衛隊、国交省、みんなが頑張ってくれたお陰で、少なくとも数千人の避難民の現時点の生命維持に繋がりました。


今、「阪神淡路に基づく間違った情報」(自治体に集中、自治体に問合せ、現地に入るな)がせっかく助かった命を危機にさらしています。


今、最も重要なのは、この記事を読んでいる皆様を通じて、多くの人が何が起きているかという全体を理解していくことだということを痛感しています。


●重要●皆様に知っていただき、情報発信していただきたいこと

(特に企業や行政の担当者に、皆様からご連絡いただけると助かります。)


今、「阪神淡路に基づく間違った情報」が流れることで、被災地の命が危ない状況です。

出来るだけすばやく、多くの人にこの情報を伝えてください。


皆様が思う以上に、被災地の人を始め行政もNPOも企業も、頑張っています。

国の対策本部、赤十字など大手は、生き残りの人数が多い地域が担当で、自治体経由の支援ルートになります。


通常はそれで大丈夫なのですが、津波に流され「自治体不在の孤立被災地」が本当に多いです。ここは、市民団体やNPOが担っていま す。

現在活動している市民団体やNPOやボランティアは、「非常に優秀」です。阪神淡路と違い、高速に規制があったり、津波の水で陸路が絶たれたり、ガソリンが無かったり、という状況で、自治体が入れないところまでいって、活動しているのです。現時点で、最も確実に、不足地域への支援を行い、命を繋げて! います。


しかし、阪神淡路でのボランティアのイメージから、寄付や支援物資や設備の提供を断られていることろが多いのが現状です。


私が気仙沼の命をつなぐために利用させていただいたヘリコプター。ヘリも個人持ち出し、パイロットもボランティア、燃料数百万も持ち出し。集まった寄付< /a>はたった10万とのこと。それでもみんな自腹を切って、活動しています。現時点で活動できているところは本当に優秀です。


国や赤十字への寄付や支援も重要です。私も電話してみましたが、支援をすると発表を行っている大企業数社に問い合わせましたが、NPO等から物資や資金の援助の依頼は沢山来るがすべて断っているところが多いのです。


しかし、復興段階まで行かず生命維持が本当に危ういのは、「自治体不在の孤立被災地」であり、それを担っているのは、NPOやボランティアなのです。


是非この事実を、多くの個人、そして企業の地震対策本部に伝えてください。


私たちが実際に行って確認したところ、気仙沼の地域も、自衛隊も $B<+<#BNの配給も赤十字も一切来れていませんでした。(連絡はしましたが、自治体が無いので、現在も同様)


一方、極少数の物資でしたが、ボランティアが届けた物資がありました。3日間、200~300人の赤ちゃんがたった1缶のミルクを別けているという状況でした。(もちろん赤ちゃんだけが逼迫していたわけではありません。この問題も、前回のメールがキッカケで、「個人」の物資支援により、命を繋げました)


今動いている市民チームやボランティアを探して、寄付や物資を届けると、本当に変わってきます。企業についても社内の社員の方から、そしてお客様の声として、届けてください。企業も動かせると、だいぶ変わります。


勘違いしないで頂きたいのは、生き残っている人が多い地域への支援を担当する国や赤十字への支援や寄付も重要なのです。そこに出したから、「市民チームやボランティアに出さないというアンバランス」が問題なのです。


私たちが到着する前日、気仙沼のある避難所で津波が来てしまい約50人が病院に取り残され、周りの水で出られなくなった上、水をかぶってしまい、私たちからも要請を出し、自衛隊による救出がされましたが、30名は寒さで亡くなってしまいました。雪が残る地域です。着換えが届いていれば、救えたかもしれない命です。


ただし、企業も本当に命に繋がる活動をしたいという思いがあって、だからこそ、阪神淡路の経験からボランティア団体には出さ、赤十字や国に集中するという選択をしています。何が今起きているのかという情報が足りないだけなのです。


本当にみんな一生懸命です。その事は理解したうえで、アクションをお願いします。


◎お願いしたいアクション

メディア、企業へ、上記の事実を教えてください。

自治体や企業で物資運搬ルートがないところへ、私たちを紹介してください。運びます。

その他困っている被災地や自治体の相談に乗り様々な問題を解決しています。どんな相談も行政や市民団体ともに一丸となって、対応します。ご連絡いただけるようお伝えください。

その他以下で可能なことを行ってください。


●救援物資提供ボランティア

私たちがまずやったのは、命の危ない「自治体不在の孤立被災地」の生命維持です。詳細は後々アップしますが、気仙沼をはじめ、様々な配給の届かない避難所を回り、なんとか数千人の命を生命維持に繋げました。しかし★非常に過酷な状況です。


★特に重油、軽油、灯油、ガソリンの調達方法を探ってください。タンクローリーなどで南から送りたいです。静岡・山梨より上はもう枯渇してきています。支援物資を届けるためのガソリン、雪の残る地域! で凍死しないための灯油必要です。継続的に必要です。


今回の災害は範囲が非常に広く、足りているものは一つもありません。

通常の食べ物と水ももちろん重要ですが、それ以上に、生死を別けている物資が数多くあります。

その他支援団体
■東京都東村山市 ⇒ 北茨城に送ります。
物資の収集にご協力ください。 ~伊勢谷友介

■埼玉県さいたま市 ⇒ いわき市に配送します
新しい公共をつくる市民キャビネット

【緊急帝王切開等の麻酔薬・分娩用品を募集】
18日15時、渋谷東急建設出発
大阪胎児心臓病研究会が救援物資を輸送します。仙台に分配される予定。
必要物品リスト等の詳細はこちらです。⇒ http://www.ofca.jp/new1.html