紳助とお坊さんの番組を見て-僧侶は上から目線? | 社員と顧客と経営者の幸福

紳助とお坊さんの番組を見て-僧侶は上から目線?

こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。


島田紳助司会で、僧侶が複数出てきて、悩みの相談に答えるという番組を見ました。


「昔の彼女の写真を捨てるかどうか」みたいな質問で、
2択で答えるというもの。


視聴者相談の番組としてはよくある構成ですが、
正直、僧侶の必要性はほとんど感じませんでした。


番組の中で紳助が、「これからの社会は、上からものを言う人、叱ってくれる人として坊さんが必要」みたいなことを言っていました。


僧侶の必要性を社会的に
PRとしてくれたと喜んでいるコメントもありましたが、個人的にはちょっと違うのではないかと思います。


僧侶は、別に上からものを言う立場ではないし、叱るのが本職というわけでもありません。


一切平等を旨とする仏教であるならば、人と人は対等の立場で対話すべき。


どんな偉い人でも、どんな悪人でも、どんな落ちぶれた人でも、みな対等に対話してこその僧侶だと私は思います。


対等であるからこそ、対話は真剣勝負であり、叱るべきところは叱るし、ほめるところはほめる。


ただそれだけのことではないかと思います。