セミナー中に参加者が対立 その時...
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
先日、イジメをテーマにワークショップを行いました。
その時、参加者同士が対立するという状況が発生しました。
対立の原因はセミナーには全く関係のないことなのですが、ファシリテーターとしては、何とかしないと先へ進めません。
対応を誤ると、ファシリテーターの力量が疑われます。
最も一般的な対応は、その場をすぐに治めて、セミナーに関係のないことを持ち出させないようにすることでしょう。
たぶん、そうすることも出来たでしょうが、今回は、文句を言っている人、言われている人の意見をじっくり聴くことにしました。
理由は、2つあります。
1.
争いやミスコミュニケーションがどのように発生するのか、背景に何があるのかを見ることは、イジメを考えるうえでもプラスになるだろうと思ったこと。
2.
参加者の大半がカウンセラー系だったので、話をじっくり聴くというスタイルは、理解が得られやすいと考えたこと。
その結果、予定していたワークは充分に行えませんでしたが、参加者からは、気づきがあって良かったという評価をいただきました。
ただ、文句を言われた人へのフォローは足りないように感じました。
気持ちが充分に整理できるまで聴くことができず、その前にセミナーに戻ってしまったところがあります。
カウンセリングの場ではないので、他の参加者の雰囲気や場の空気を感じながら、セミナー本来の目的と照らし合わせながら、取るべき行動を選択することになります。
ファシリテーションは奥が深いです。