「たけしの教科書に載らない日本人の謎」空海と最澄の感想 | 社員と顧客と経営者の幸福

「たけしの教科書に載らない日本人の謎」空海と最澄の感想

こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。

昨日「たけしの教科書に載らない日本人の謎」という
番組を見ました。
元高野山住人としては、たけしが高野山に入るというので
楽しみに見てみました。

たくさんの仏を、たけし軍団や会社に例えて説明するところは
非常に分りやすかったと思います。

如来、菩薩、明王が人々の願いに応じて作られていったところも
面白く分ったのではないでしょうか。

2500年におよぶ仏教を2時間半で説明するのですから、
深みがないのはしょうがないですね。

でも、わざわざ高野山に行ったのだから、もう少し
高野山の紹介をして欲しかった。

空海の話は、どうしても天才的超人的活動と、
今も生きておられるという信仰の話になりますが、本当は、
空海の思想(三密加持、入我我入)などをやってほしいものです。

「宇宙と一体になる」という説明がありましたが、仏教の思想を
知らずに、「宇宙と一体になる」とだけきくと、怪しいオカルトと
何が違うのかよく分らないように思います。

そういう意味では、そもそもの仏教の教義の説明が
全然なかったのは残念。


「病気を治してほしいという願いから薬師如来ができた」というような
話は、それはそれで正しいのですが、そんな話ばかりだと、
「願い事をしたら仏がかなえてくれる」というのが仏教の教え
みたいで、「それは違うんだけど」と思ってしまいます。

昨年は出雲大社から日本人の精神を考える番組でした。

神道はもともと日本に有ったもので、教義もほとんどないので、
日本人のメンタリティの基盤として話をしても、ほとんど違和感が
ありませんでした。


仏教は哲学や教義がベースにあるので、習俗の部分だけを
取り出して仏教を語られると、何か違和感があります。

一般大衆にとっては、教義よりも習俗の方が大切なのでしょうが。

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