想いをひとつにするということ
こんにちは、熱血3期生の中川です。
皆様、お盆休みはいかがでしょうか?
私のお盆休みは実家に帰省いたしまして、松下幸之助氏を取り上げた番組を見ました。
その中で考えさせられたシーンがありましたので、今回はそのことを取り上げたいと思います。
私が考えさせられたシーンは、終戦後、GHQから公職追放を受けた松下幸之助氏の復職を
労働組合の社員が外務省に願い出るというシーンでした。
当時、外務省が労働争議の窓口で、会社幹部の退職を願い出る労働組合員ばかりの中、
逆に復職を願い出る労働組合員に心を打たれ、外務省がGHQに掛け合い、松下幸之助氏は
復職するという顛末でした。
社員から「復職してください!」と望まれる社長はどんなに幸せだろう・・・と感じました。
なぜ、望まれたのか?と考えた時、もちろん社長と社員の絆であったり、関わりが強かったという要因も
あるでしょうし、さらには、「日本の復興・会社の復興に対する強い想い」も重要なポイントだろうと
考えました。
VTRの中で、社長も社員も「日本の復興・会社の復興」を強く想い、そのために何をすればいいのか
考え、行動していました。
そして、その想いを実現するために、社長にとって社員が、社員にとって社長が不可欠な存在でした。
この「日本の復興・会社の復興」という想いは、戦後、敗戦し崩壊した日本があり、そのどん底の中に
立っているという背景がありました。
すべての日本人が日本の復興を願い、努力し、高度成長期をむかえました。
そしてそのおかげで、現在の豊かな日本があります。
しかし、この豊かさが心を一つに・想いを一つにすることを難しくしているのではないかとも思いました。
現代社会でよく言われることは、“個人の尊重”であったり、“価値観の多様化”です。
消費者のニーズの多様化に合わせて、サービスの多様化も求められるようになっています。
一方で、“価値観の多様化”が進む中で、それぞれが個人の考え方を重視し過ぎたり、
また「価値観・考えた方」の選択肢が多くあるため、相手に“共感”したり、“思いを一つ”にすることが
難しく、それ故、互いに協力すること・一丸となって一つのことに取り組むことが減り、
孤独感を生んでいるようにも感じました。
また、何人かで一つのことを取り組んでも、個人プレイが先立つようにも感じます。
それは、「個人商店」という言葉が生まれるように、会社組織内においても同様なのかもしれません。
そんな時代だからこそ会社が組織として一丸となるために大切なのは「理念」だと考えます。
社員全員が「理念」という一つの同じ想いを持っているからこそ、つらい時でも声を掛け合ったり、
助け合い、協力し合って、強い組織ができます。
弊社は「日本中の企業を元気に!」という理念に向かって、協力し合い社員全員がその理念に向かって
突っ走る組織です。
会社が組織として一丸となっているのか?
そのために行動できているのか?
日々の多忙な業務の中で、その理念を失念しかけていないか?
私は今回のTV番組を見て、改めて自分自身の行動を振り返る機会を得ることができました。