『将者、智信仁勇厳也。』 組織のリーダーに必要なもの | Solution コンサルタント奮闘記

『将者、智信仁勇厳也。』 組織のリーダーに必要なもの

こんにちは!
ソリューション大阪オフィス、熱血3期生の藤崎梢です。


関西でもやっと梅雨が明けたようですが、
なかなかカラっと晴れた夏空にはなりませんね・・・。
その割には、日差しはきつい毎日です。
日差しと言えば!
最近は、男性も日傘を差すのが流行り出しているようです!
http://image.blog.livedoor.jp/ioriori/imgs/e/3/e35bd09b.jpg
スーツ、ネクタイ、シャツ、靴、鞄、日傘。
「○点セット」として販売されている男性のスーツセットに
1点増える日も近いかもしれないですね。




先日、とある副社長の方にお話を聞かせて頂く機会がありました。
その中で、近々会社を継ぐにあたっての不安やお悩みを聞かせて頂きました。



その時、自分が学生時代に参加していた組織での経験を思い出しました。



私は学生時代、NPO法人ドットジェイピー(http://www.dot-jp.or.jp/
という団体の「議員インターンシップ」に参加し、
その後2年間、この団体の関西支部で学生スタッフとして活動させて頂いておりました。


そこで、理事の方が色々と指導して下さっており、
チームとは、リーダーとは、などなど本当に様々なことを教わりました。



その中の「リーダーについて」の話を思い出しましたので、
ここでも紹介させて頂きます。



『将者、智信仁勇厳也。』



これは孫子が残した言葉で、
「将軍たるもの、智・信・仁・勇・厳の五徳を備えているべきである」
という教えです。


智・・・知恵、知性
信・・・信用する、信頼される人である
仁・・・慈しむ、愛する心
勇・・・勇気、決断力
厳・・・自分に厳しい、規律正しい



上に立つものはこの5つが備わっていることがベスト、
なのですが、

私たちがスタッフとして教えて頂いたのは、



リーダーには


『もちろんこの5つが揃っていれば完璧だが、そんな人はいない。
 ましてや学生でそんなことができるわけがない。
 どれか一つでいい。自分はどれを大切にしたいのか。
 自分はどれを兼ね備えたリーダーなのか』」



そして、リーダー以外のメンバーには


『リーダーに全てを求めるな。
 リーダーが「信」を備えたリーダーなのであれば、
 リーダーを支える他のメンバーで他を補う。
 「じゃぁ私はチームに「厳」を」
 「じゃぁ私がチームに「勇」を」』


と教えて頂いていました。



私はどうしても「自分が目立ちたい」「自分が成果を出したい」「自分が活躍したい」
と自分のことばかりを考えてしまいがちな性格で、
学生時代にこの団体で代表をさせて頂いた時も、
はじめは何でも自分がやろう、五徳全て備えたリーダーになろうとして、
結局うまくいかなかった経験があります。


しかし重要なのは、
リーダーが一人で何でもこなしてしまうこと、
ではなく、
チームとして強くなること。



『4番でエースでキャプテン、のチームでは甲子園で決勝戦まで進めない。
 キャプテンにはキャプテンの役割が、
 エースにはエースの役割が、
 4番には4番の役割が、
 ベンチにもベンチの役割が、
 1番、2番・・それぞれにそれぞれの役割があって、
 チームとして機能して始めて強いチームになり、勝つことができる。』



こう言われて続けてきた2年間が、やっと今になって腑に落ちました。



もちろん、組織のリーダーが誰よりも努力しなければならないと思いますし、
一番苦労も多いと思います。
リーダーが完璧な人間であれば、文句もないかと思います。

しかし、リーダーを支えるのがその他のメンバーです。


一人ひとりが自分の役割を認識し、
チームとして、理念やビジョンに向かって進んでいける組織。


こんな組織に自社をしていきたいですし、
一社でも多くの企業様にも伝えていきたい。
改めてそう思った瞬間でした。




ちなみにNPO法人ドットジェイピーの理念・ビジョンは、
『若年投票率の向上』
『日本最高品質のインターンシッププログラムを提供することによって、
 一人でも多くのジャパンプロデューサーを創出する』
です。


今も約200名の学生が、
このビジョンに向かって頑張っています。
学生には負けてられないですね!


それでは失礼します。